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先日発売になった読解問題集ですが,過去にこのメソッドを見たことがないため,わたしはとりあえず
「スパイラル学習法」
と命名しました。
実はこのメソッドは最近生まれたものではなく,今思い返すと,3年前に発信していました。
当時(2006年),いくつか中学生用教材の企画を集めて数社に送ったところ,ある塾教材出版社に興味を持っていただき,塾教材として2007年末に世に出ました。
そして昨年,今回のO社さんから,「あの企画がずっと気になっている」とお話をいただき,決定となったのがその1年後の今年の初めです。
その間,学参以外の出版社に出向いた際にもちょっと話してみると,「(このメソッドは)ものすごくいい」とは言ってくださるものの,まだ形になっていません。
企画が通るというのは早々簡単ではないこと,また,自分の作りたいものが「形になる」ありがたみを感じなければなりません。
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久々に,自分で企画した教材が商品となりました。
5/25発売
旺文社 「すっきりわかる中学英語長文 1~3年」
http://www.obunsha.co.jp/files/document/090521.pdf
単なる読解問題集ではございません。
「新学習法」としていただいています。
副題では「短文を積み上げて長文を理解する,3段階の新学習法」となっているようですね。
特長を掻い摘んで言いますと,
「同じストーリーを3段階に分けて,1年範囲(STEP1),2年範囲(STEP2),3年範囲(STEP3)」
とし,
同じストーリーだから,入試(3年)レベルの文章がまだ難しいという子たちでも,易しいSTEP1から始めるとSTEP3レベルまでスラスラ進められるというトリックです。
この教材は旺文社の「とっても」シリーズの姉妹版として生まれた「すっきり」シリーズ(?)の第1号でして,タイトルや何が新しいかのアピールは最小限となりましたが,中身をご覧いただければ,すぐにわかると思います。
また,この教材は100%オリジナル(書き起こし)素材文でできており,オリジナル文章だからこそできる内容となっています。
執筆だけではなく最後まで編集もさせていただき,たくさんの外部校正の集約から,ネイティブチェックも4名通しました。
ネイティブからも好評価をいただき,自分としても満足です。
とまあ,珍しく自分の作品でアピールしてしまいましたが…,本当の評価は読者や先生方によります。
まずは,発売の報告とさせていただきます。
書店で見かけましたら是非中身をご覧くださいませ。
先週TOEIC受けてきてん。
目的は最新問題のリサーチやけどな。
ちなみにニュージーランドはほぼ月に1回,毎回受けたら,年に13回も受けれんで。
そんなヤツおらんやろー。
リスニングでは毎回いろんな発見あるわ。
今回のヒットは『オフトゥン』かな。
ここイギリス英語の国に住み始めて,最近ようやく慣れてきたけど,ふだん米語しか聞いてへんかったら,『オフトゥン』って,最初はなんや思うやんなあ。
前回の受験では,PART3か4のリード文でしっかりと「アドバーティスメント」って言うてたから,リード文も全部アメリカ人とは限らんねんで。
そうそう,PART5でな,retail shopのretailが空所になっててな,
選択肢が,
(A) retail
(B) retailed
(C) retailer
(D) retailing
とかそんなんやったと思うねんけどな,2問あとの文章内に思いっきり
retail shop
っていう語句があってん。
作問した人,きっと疲れてはるんやわ。
いつもは2時間の受験の後は結構疲れるねんけど,今回はぜんぜん疲れへんかったわ。
毎日の仕事の方がよっぽどしんどいわ…。
人脈というのはいかに大事か。
そして普段の行いも大事だと,つくづく感じる。
この度,ある事情でネイティブスタッフを増やしました。
そして今日,あるスタッフの紹介で,過去にNZでは有名なインターナショナルの出版社に勤務していて,今はteachingとフリーランサーとして編集・校正をしているという方とお会いした。
わたしが作っている学習教材を見るなり,そのレイアウトに関心を持ったり,キャラクターがかわいいなど,視点が今までの方と全然違うことに感心(興奮)しました。
彼には,ライティング,エディティング,プルーフリーディングすべての分野でお手伝いしていただけそうで,今までのネイティブチェッカーとはかなり違います。
印象的だった発言。
「ぼくがこの教材を校正するときは,レイアウトや番号,フォントもチェックしますよ。日本語は読めないけどね」
これからいろいろ楽しみです。
ニュージーランドは小さくて狭い社会だけれど,コネクションでいろんな人と簡単に出会えるというのはすごく感じる。
日本だと,人がいすぎて,すばらしい人が埋もれていたり,なかなかそこに辿り着くまでに時間がかかります。
もちろん,1.3億分の1と,400万分の1の差を考えると,飛び抜けた人が出やすいのは日本の方ですけどね(?)
も~は,しばらく正念場です。
追伸:5月にある「画期的な」読解問題集(学参)が刊行になります。
わたしは,いわゆる学習教材の執筆業から発展して,(成り行きですが)数年前から,教材の英文もすべて自分でストーリーを英文で書くということを始めたのですが,例えば,300~400語の文章を書くとき,
1.何について書くかアイデアを出す
2.情報収集
3.書き始める
特に誰にも教わったわけでもなく,本で勉強したわけでもなく,自己流ですが,ふつうはこの手順だと思います。
以前参加したライティング講座でもこうなっていました。
しかし,このあと,「オチ」は書いている途中に浮かぶのです。
最初にオチが頭にあってから書くことももちろん多いですが,その通りに行かず,途中で,この方がおもしろい,この方がしっくりくる,という別の案が浮かんでくるのです。
これは,自己流でやって来たから,要領が悪いのかなあ?
と思っていたら,今日,ライティングを手伝ってもらっているネイティブと会って話していると,彼女も同じだったようです。
彼女はプロのライターではないですが,書くのが好きで,クリエイティブな頭脳をお持ちです。
50代後半でしょうか,人生経験に年季が入っていて,とてもバランスのよい文章を書いてくれます。
最近書いてくれた,「友人物語」(フィクション)について,
「あれはオチが途中で変わったのよ」
という彼女の発言を聞いてとても安心し,「そうよねえ!」と盛り上がりました。
彼女が出席した(別の)ライティング講座の先生も,こう言っていたそうです。
「ライターは,基本的にアイデアなんてないものです。あるのは,書き始めだけです」
以上は,主にノンフィクションではなくてフィクションに当てはまりますが,
わたしは,特に物語長編や,フィクションではまだまだ未熟ですが,もっともっと語彙を増やして,いいものを書きたいと思います。
英文ライティングについて言えることは,この先何十年も,常に学びになるでしょう。
あくまでノンネイティブであり,こればかりは仕方ありません。
常にネイティブにチェックしてもらわないといけません。
ですが,日本人だからこそ,ネイティブが書いたと思わせる,かつ,日本人の学生に馴染みやすい英文を書き続けたいと思います。