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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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水ぼうそう

久々に日記を書くのにこんなネタになろうとは。

火曜くらいにかゆいプツプツが少しできたと思ったら,水曜,木曜に急激に増えた。
主に背中,お腹,そして顔,頭皮にも。
最初は虫さされかなんかかと思ったけど,いくつか水ぶくれを見つけ,これは違う!と思い,急遽木曜日の午後,GPへ。

案の定,chickenpox(水ぼうそう)。

なんでこの歳に・・・。
高熱とか事前の警告はなかった。

塗り薬をもらったけど,そのかゆいこと,かゆいこと。
でも,昨日の昼頃だいぶマシになった。

軽めでよかった・・・。

と,安心したつかの間,夕方頃,38℃の熱にのどの痛み,頭痛。
久しぶりにしんどい思いをした。←めったに風邪をひかない人

夜間,アイスパットやなんやらで冷やして,無事今朝,熱は下がった。
でも,のどが痛いので見てみると,う~ん,白いプツプツが見える。。。

今日は土曜日で,GPは基本休みだけど,午前中だけwalk-in clinicといって,予約なしで行けるので,行った。
ニュージーランドでマスクをしている人は見たことないけど,夫が「日本人としてそれはしなさい」とのことで,マスクをして行った。
ドクターはいつもと違う人だったけど,とても親切だった。
待合室でマスクをしていたのを知って,Thank you.といって,褒めてくれた。

一通りの薬をもらって,今,PCに向かえるほど少しマシですが,完全回復までちょっとかかりそうです。
もともと体力もないし。

この機会に少しゆっくりします。
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医療ネタ-処方箋だけもらうシステム


せっかくなので,ニュージーランドのネタを。

ニュージーランドで病院へ・・・となれば,まずGPに行きます。
この国でfamily doctorという英語は聞いたことないですが,普通は家族全員が同じドクターにかかるのかな。そういう意味ではファミリードクターですね。

以下,ここデボンポートに住むわたしの場合です。

近所にGPは2箇所あります。
わたしが行ったほうは3人ドクターがいます。
初回,用紙に基本事項を記入し,それぞれ3人の自己紹介が書かれた1枚の紙を読んで,どのドクターにするかを選びました。

その後,何か診てもらいたいことがあれば,まずそのGPへ行きます。
そこで対応できない場合は,specialist(専門医)を紹介されます。
血液検査もそれ専門の場所へ行きます。

各検査結果は,すべてGPに転送されるしくみなので,GPのカルテに一貫して自分の経過が残ります。

昨年のネタを2つ。あくまでわたしの場合です。

1.
1回GPへ行くと,診察代に40ドルかかります。かなりのコストです。
薬が必要なときは,ドクターに処方箋を書いてもらいます。
薬局で支払う薬代は3ドルとかです。ものや分量にもよると思いますが。

そこで,昨年末,
「診察はいらないので,薬だけ追加でほしい」
という状況になりました。
ホームページを見たら,ありました!

Repeat prescriptions by email

なんてシステムが。

少なくとも一年間で定期的に処方されているなど,条件はいくつかありましたが,メールでリクエストしたら24時間以内に処方箋が用意されます。

「処方箋が用意できました」というメールをもらい,病院に処方箋を取りに行きました。
費用は25ドルほどかかりました。
それでも高いですが,40ドルに比べたら・・・。
時間もかなりの短縮です。

2.
秋頃の話。(日本の秋ね)

GPで妊娠を確認してもらったあと,確か,一週間後くらいに出血。←もはや記憶の彼方へ・・・
大したことなかったので大丈夫かと思いましたが,念のため,GPへ。

症状などを確認して,「大丈夫ですよ。」と,自信満々の様子。

「でも,万一のことを考えて,心配だったら今からエコーをしてもらいなさい。」

その数時間後にはエコーをしていました。
エコーも別の場所です。

ニュージーランドでは,出産までに,普通は3回しかエコーをしないそうです。
わたしの第1回目のエコーはまだまだ先だったので,この時,初エコーです。
そして,そのとき「見つかりません」と言われたわけですが。

その当日と,確かその翌日,2回の血液検査を行いました。

この一連の情報も,もちろんGPのところに行きます。
エコーの翌日,GPから直々に電話がありました。
夫が電話をとりましたが,今から来なさい,みたいなこと。

行くと,とっても心配してくださっていて,昨日の今日なのでちょっと申し訳ない様子にも見えました。
本当にファミリーみたいに温かいな,と感じました。

エコーの日と翌日あたりは,さすがに動揺もしたしバタバタ移動しましたね。
その後5日間くらい腹痛でずっと寝ていた気がしますが,まもなくして心身共に無事回復しました。

ちなみに,この国は妊娠した時点からGPでの診察やミッドワイフなど,妊娠・出産に関わる医療費は全部

タダ!

specialistだったり特別な治療にはコストかかります。

うちの場合,妊娠の確認を行ったその日から無料でした。
その日は尿検査をして,今後どうすればよいのか,ミッドワイフの探し方や,薬のことを丁寧に教えてくれました。


医療システムは日本もニュージーランドも一長一短あれど,今のところ不満はありません。

差し歯×2

またまた別の銀歯がとれたので歯医者へ。
前回からちょうど1年。
詰め物が銀色から白色にどんどんかわっていく。

「これはとても簡単です。」

・・・(ああ,よかった。)

「反対側の写真を撮らせてくださいね。」(2年前に撮ったきりだったので)

-「ええ,どうぞどうぞ。」←大ごとじゃなくてすっかり安心

普通の詰め物でも250ドル前後するので,大事だと困るのです。

寝たまま一瞬で写真を撮られる。(日本だと写真は別室だった)

【カシャ】

反対も

【カシャ】

先生はパソコンをちらちら見ながら,

「This is not good ... 」

-(えっ,もう見えてるの? ん? not goodって?)←すでに詰め物の治療で話せない

・・・・・治療が10分足らずで終わる・・・・・

「ちょっとこの写真を見てください。big problemです。」

反対側の上の歯3つに銀歯があるのですが,そのうち2つはブリッジ(2つの歯に銀歯がくっついて乗っている)状態。

なんと,その一番奥の歯に

BIG HOLE

が映っていた。


いやいや,歯に大きな穴があいている話はもうええで。←2001年のチャーチでの出来事を思い出す

「この2本を抜かなければなりません。」

-「はい? 完全にってこと?」(それって差し歯になるってこと?)

急なことなので混乱しました。
不運なことに,ブリッジされているので,2本とも抜かなければならないとのこと。

「ジャパニーズは時々これ(ブリッジ)をやるけど,ぼくたちはこれはしない。治療は1本ずつだ。」

・・・(そうかぁ。銀歯が1つずつだったら抜くのは1本でよかったのね…。)

「これは大変な治療です。すごく高いです。」

-「おいくらくらいなんでしょう?」

three thousand and six hundred dollars two thousand and six hundred dollars です。」←即答
(どうやらわたしの聞き間違い?!)

感覚では26万円なり。

-「お,お,おぅけい・・・。」

いまだ気持ちの整理もつかないまま,とりあえず発見してくれたことにお礼を述べ,帰宅。

治療は金曜日とあと1日で終わるそうだ。痛みもないとのこと。

しゃあない。


年末の日本帰国がさらに遠ざかった我が家です。

婦人科治療

さて,4日間仕事を休む宣言・・・の本来の理由はココにあり。

医療系の話が苦手な方は,ページを閉じてくださいね。念のため。

今現在,健康には何も問題ないので,ご心配無用です!!

ニュージーランドで似たようなルートを辿る方がいるかもしれませんので,役に立てばと思います。
海外での医療関連は誰だって不安や疑問があるものですものね。

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①2009年10月27日 人間ドック(大阪)
 
婦人科で「D(治療要)」が出ました。
…子宮頸部細胞診で異型細胞が認められ,精密検査を要する。
  クラス:Ⅲa 疑陽性 細胞量:中 (CIN-1)

 
②2009年12月
 
地元のGPに行って相談し,信頼の置ける婦人科を紹介していただくことになりました。
→約2か月待ちの2/11に検査予約。
(このとき,GPの先生は,CIN-1はこの国では問題ないレベルです。でも一応検査受けた方がいいですね,と言いました)

 
③2010年2月11日
 
婦人科専門医にて,Punch Biopsyという検査を行いました。(日本語で組織診?)
→翌週には電話で結果を知らせてくれるはずだったが…。

 
④2010年3月1日
 
ようやく婦人科から電話。「ドクターが直接結果を伝えたいから来院するように」と言われる。
→3日後の3月4日に面会予約。
(この4日間,結構不安で,いろいろ考えましたね。呼ばれるということは,何か問題あったんだろう…と普通は思いますよね…)

 
⑤2010年3月4日
 
検査結果はHigh-grade abnormalities CIN-2 and CIN-3(高度扁平上皮内病変)
(異型細胞が,日本での結果のCIN-1から少し進んでいたようですね)
 
看護婦さんが何度も何度も「ガンじゃないですよ」と。(説明中にパニックになる人が多いらしく…)
治療せずにそのまま放置しておくと子宮頸癌になりますよ,という細胞だとのことで,Wire Loop Excisionという治療法でそれらの異型細胞を摘出することになりました。(LLETZ  Treatment of the cervix)
日本語でループ電気メス切除法(LEEP)ですかね。
与えられたパンフレットにはこの治療法が一番上に,次にLaser Treatment(レーザー治療),Cone Biopsy(円錐切除術)などが載っていました。

 
⑥2010年4月15日
 
朝10:30に治療に行きました。メスを入れるわけではないので,大がかりな手術ではありません。食事制限なども一切ありません。
 
実際に「ブーン」という音とともに取り除くのはたったの5分くらいで,治療前の説明,患部麻酔から終わってからの休憩まで含めて,病院にいたのは1時間程度でした。

麻酔は,説明書によると,心拍数が上がって足が震える可能性など書いてありました。
わたしの場合,前者は確かにありましたが,後者はありませんでした。個人差があるようです。
 
治療後は糖分が必要らしく,ソファで暖かい紅茶と砂糖のまぶしたクッキーが2枚出ました。
30分ほど休憩して普通に帰宅しました。
 
治療の説明書の通り,Take life quietly for a couple daysということで,昨日と今日は,仕事はほんの最小限で,家でゆっくりしています。
治療後3週間は重いものを持ったり,激しい運動や入浴(シャワーのみ)をしないこととあるので,しばらくおとなしくしてます!

感染を防ぐ薬を飲んでいます。
2~3回お腹が痛んだだけで,今現在も何も辛いことはありません。
 
今回摘出した細胞の検査結果は7~10日で出て,それで問題なければ,1か月後,半年後,…の定期検診でよいみたいです。
妊娠・出産も問題ありません。
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子宮癌は遺伝は関係ないようですが,うちは母も祖母も子宮癌だったので,ある意味身近なことです。
まあ,途中過程で気疲れは多少ありましたが,何よりも,早めに見つかってよかったということで…。
歳をとるに連れて誰しもが何かしらありますしね。

人生,心も体も,健康一番!
 
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