せっかくなので,ニュージーランドのネタを。
ニュージーランドで病院へ・・・となれば,まずGPに行きます。
この国でfamily doctorという英語は聞いたことないですが,普通は家族全員が同じドクターにかかるのかな。そういう意味ではファミリードクターですね。
以下,ここデボンポートに住むわたしの場合です。
近所にGPは2箇所あります。
わたしが行ったほうは3人ドクターがいます。
初回,用紙に基本事項を記入し,それぞれ3人の自己紹介が書かれた1枚の紙を読んで,どのドクターにするかを選びました。
その後,何か診てもらいたいことがあれば,まずそのGPへ行きます。
そこで対応できない場合は,specialist(専門医)を紹介されます。
血液検査もそれ専門の場所へ行きます。
各検査結果は,すべてGPに転送されるしくみなので,GPのカルテに一貫して自分の経過が残ります。
昨年のネタを2つ。あくまでわたしの場合です。
1.
1回GPへ行くと,診察代に40ドルかかります。かなりのコストです。
薬が必要なときは,ドクターに処方箋を書いてもらいます。
薬局で支払う薬代は3ドルとかです。ものや分量にもよると思いますが。
そこで,昨年末,
「診察はいらないので,薬だけ追加でほしい」
という状況になりました。
ホームページを見たら,ありました!
Repeat prescriptions by email
なんてシステムが。
少なくとも一年間で定期的に処方されているなど,条件はいくつかありましたが,メールでリクエストしたら24時間以内に処方箋が用意されます。
「処方箋が用意できました」というメールをもらい,病院に処方箋を取りに行きました。
費用は25ドルほどかかりました。
それでも高いですが,40ドルに比べたら・・・。
時間もかなりの短縮です。
2.
秋頃の話。(日本の秋ね)
GPで妊娠を確認してもらったあと,確か,一週間後くらいに出血。←もはや記憶の彼方へ・・・
大したことなかったので大丈夫かと思いましたが,念のため,GPへ。
症状などを確認して,「大丈夫ですよ。」と,自信満々の様子。
「でも,万一のことを考えて,心配だったら今からエコーをしてもらいなさい。」
その数時間後にはエコーをしていました。
エコーも別の場所です。
ニュージーランドでは,出産までに,普通は3回しかエコーをしないそうです。
わたしの第1回目のエコーはまだまだ先だったので,この時,初エコーです。
そして,そのとき「見つかりません」と言われたわけですが。
その当日と,確かその翌日,2回の血液検査を行いました。
この一連の情報も,もちろんGPのところに行きます。
エコーの翌日,GPから直々に電話がありました。
夫が電話をとりましたが,今から来なさい,みたいなこと。
行くと,とっても心配してくださっていて,昨日の今日なのでちょっと申し訳ない様子にも見えました。
本当にファミリーみたいに温かいな,と感じました。
エコーの日と翌日あたりは,さすがに動揺もしたしバタバタ移動しましたね。
その後5日間くらい腹痛でずっと寝ていた気がしますが,まもなくして心身共に無事回復しました。
ちなみに,この国は妊娠した時点からGPでの診察やミッドワイフなど,妊娠・出産に関わる医療費は全部
タダ!
specialistだったり特別な治療にはコストかかります。
うちの場合,妊娠の確認を行ったその日から無料でした。
その日は尿検査をして,今後どうすればよいのか,ミッドワイフの探し方や,薬のことを丁寧に教えてくれました。
医療システムは日本もニュージーランドも一長一短あれど,今のところ不満はありません。
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