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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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久々に見た編集用語の誤植(笑)

編集用語で,原稿や前校の赤字がゲラ上で直っているか(赤字)照合することを,

「突き合わせ」

とよく言いますが,それを「つけあわせ」という方がたまにいる。

「つけあわせ」はハンバーグの人参である。

でも,この「突き合わせ」,よくよく校正ハンドブック(校正実務講座の資料)を見ると,

「突き合わせ校正」=「押しつけ校正」→原稿に校正刷りの同じ部分を押し当てて,一字一字見比べて行う校正。

とある。

一方,

「引き合わせ校正」→原稿または前校の赤字と照合して行う校正。

とある。

よって,普段みんなが使っているだろう「突き合わせ」も,本来は「引き合わせ」が正式な用語なのですね。

ぷっ,と人のことを笑っている場合じゃなかった。
たまには自分も初心に戻らないと!

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新刊(英検教材)出ました。

旺文社「英検3級集中ゼミ DAILY2週間 改訂新版」
を執筆担当させていただき,刊行の運びとなりました。
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32286320

昨年の同時期に刊行となった「3級予想問題ドリル」(+4級と2級の一部問題作成)に引き続き,ありがたい話です。

今だから言えますが,実のところ,5月に刊行になった同社の「すっきりわかる中学英語長文」と,こちらの英検書の執筆期間がばっちし重なっていました。
打診いただいた時期は違ったのですが,最終的に・・・。
でも,どちらに比重を傾けることなく,精一杯の力を出し切り,結果,満足しています。

(よって,昨年末から緊張の糸がほぐれず,まだ絡まったままです。秋に一旦ほぐす予定)

そろそろ英検のお仕事も板に付いてきたでしょうか。
今では,お仕事の割合は
中学学参:英検:TOEIC=5:3:2
といったイメージです。
(TOEICも3か月プロジェクトが終わったと思えば,また新たな案件がスタートしかかっています。意外でしたが「編集」で,それも幸栄です)

ところで,こうやってみてみると,「中学学参」の8割は「高校入試の模擬試験作成」であるため,わたくしのお仕事の9割近くは,教材作成の中でも,「試験問題関連」といっていいでしょう。

わたし個人は,以前は,英文執筆も翻訳も全部自分でできたら,それに越したことはない,と思っていましたが,今年のいろんな経験で,あまり欲張らないことにしました。
翻訳や和訳校正などは自分でやろうとせず,素直にプロに任せます。
自分1人の能力アップも大事だけど,どれだけの人材を確保して,その信頼関係が大事なのだと。

IWCは,今まで通り,「試験を分析し,特徴を素早くつかみ,的を得た予想問題作成」を得意とする,この路線でいこうと思います。
ほかに並はずれた才能が見つからない限り(笑)。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ようやく1つ終わり

実質4月中旬に執筆をスタートしたTOEIC模試全2回の原稿をようやく納品致しました。

ワード原稿で,計256ページになりました。
約3か月の間で,今までの自分のTOEIC教材作成経験と,作問能力を出し切り,特にTOEIC問題のクオリティ面では満足しています。

このプロジェクトではネイティブ・日本人,英文ライター・翻訳者・校正者など総勢10名を超えましたが,ご協力いただいた皆様方に感謝しています。

実は昨年も同じくTOEIC模試全2回執筆の機会がありました。
そのときは正味2か月ほどで2~3人で仕上げたと思います。
この世界は入れば入るほど奥が深く,TOEICの『模試』を本気で執筆しようと思えば,間違いなく今回の3か月でも足りないですね。

仕事の夢、私生活の夢

なんだか、わからない。
夢って、叶うのが難しいのが夢なんだろうけど、なんだか、わからない。
2003年くらいから、夢を願うたびにどんどん叶っていく。

仕事でも私生活でも、いろんな苦労はしてきて、今からもいろんな苦労はあるのだろうけど、「夢」はものすごいスピードで、怖いくらいに叶っていく。

東京のマンション、NZ移住、永住権、そして後数日で決定するだろうNZの家の購入だってそう。


数年前から、「アドバイザー」的な仕事が増えていた。
通常の教材の内容校閲ではなく、原稿のリライトでもない。

間違いを見つけて正す仕事ではない。

教材としてふさわしいかどうか、全体の「バランス」はどうか、資格試験用ならば、それに合った教材になっているかどうか、などを原稿やゲラを拝見して、チェックする仕事である。

アドバイスといえど、こうしたらいいというコメントだけではなく、やはり原稿は修正したり、問題を差し替えたり、案をたくさん書くことになるので、相応に大変な仕事であり、何よりも責任感を感じる。

昨年の一時帰国の際に、ある出版社からの紹介で、別の出版社に出向き、今からこういう教材を作ろうと「思う」んですけど・・・、という編集者の相談に、1杯の日本茶で、1時間くらい話をして帰ってきた。
そんなこともあった。

教材のその後は知らない。報酬とかそういうのんじゃなくて、とにかく役に立っているならそれでいいんだけど…。


そして、ふと昨日、新しい「夢」を見つけた。

それは、自分でも大胆に思ったけど、将来、本の

「監修者になること」

今までいろんな夢があって、着々と叶ってきたけど、この夢はさすがに5~10年後、もしくは20年後、いや、一生無理かも知れない、だって、~大学教授、などの肩書きもな~んにもないんだから。

うん、でもその夢に向かってがんばろう。

と思って寝た。

そして今日、普通に仕事をして、今、夜中の2時半です。

この時間帯にメールが入る。

「今の(アドバイザー的な)作業の件ですが(もう結構進んでいる)、『監修者』になって欲しいのですが」

うーん、ちょっと疲れすぎて、もうわたしは夢の中なのかもしれない。

夢の中で夢を見て夢が叶って、ああ、やっぱりちょっと頭がおかしい。

とりあえず、一晩寝て、明日、ゆっくり落ち着いて、メールを見て、落ち着いて考えよう。

逆立ちしても空かない

ある人の言葉を借りると,

「逆立ちしても空かない状態」です。

無理!
無理!
無理!

万一これをクライアントが見ると,「うちのん大丈夫? ちゃんとやってる?」って思われる会社が7社ほど。

ごめんなさい,ほんまに,これ以上むり。

この仕事初めてから,過去最強かも。

家のトイレから出られないような(東京時代の)精神状態の最悪ではなく,物理的に。

やっぱりトンネルの出口は近いようで遠い。
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