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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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高校入試問題のミス

2008年 広島県立入試
大問2 対話文中の空所補充問題。

[      ], they enjoyed listening to them.

 When I told news to the children
 When I read stories to the children
 When I sang songs to the children
 When I asked questions to the children
 
さあ,みなさん,間違いがあるとわかって読んだら,すぐにわかるかもしれないですね。
答えはイだったんですが,誤植はエです。
askはSVO1O2「〈人が〉O1〈人に〉O2〈物・事〉を尋ねる」と使えますが,「ask+O2+to+O1」は不可です。

誤答選択肢だったら,この手はクレームにならないのかなあ。
ああ~~こわ。
模試の仕事って神経すり減るけど,実際の入試問題作ってる人ってもっと大変なんだろうなあ。
でも年に1回でしょ? がんばって!!
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意外!? 続:アメリカ人NCer

先日面接したアメリカ人のネイティブチェッカーの方に,早速校正をお願いし,今日それを持って来られました。
最初は,相手が誰であっても,「うわ~どんなこと言われるのかなあ,どういう部分が引っかかってくるのかなあ」と緊張半分,楽しみ半分なのですが,修正は1箇所もなかったとのこと。

すでに2人のチェッカーが見た後で,何もないと思うけど一応・・・
というものをお渡ししたので,こっちとしては,何も修正がなくてホッとしていましたが,その方は,
「あまりに何にもないから,何度も何度も見返して不安になったよ」
と言ってたので,返って申し訳なかったです。

いつもは最初の人にはもうちょっと早い段階のものをお願いするんだけど,彼は初対面の勢いのイメージがあったからだいぶびびってしまったようです。情けない。。。
さらに,paymentの詳細を説明すると,
「1箇所も間違いが見つからなかったのに申し訳ない」
とまで恐縮するくらいでした。
案外,素直な人なんだと,安心しました。

今日で会うのは3回目ですが,アメリカで携わった作問の仕事をえらく熱心に語り,あまりに興奮して早口になるので,未だに圧倒されますが(というか,リスニングについていくのが必死!),こういう仕事が好きなんだなあとよくわかりました。

毎日朝から晩まで画面と「紙」を見て,話す相手のいない孤独な仕事なので,こういう人と仕事をして,たまに刺激をうけんとあかんわ。

よし,がんばろー。

く~~! アメリカ人!

アメリカ人は自己主張がはっきりしているのは知っているけど…
厳しい~~!
久々にどっと疲れた。

わたしのこの英会話力ではアメリカ人を雇うのは10年早いってことね。
英語でビジネス交渉ができるのはそう簡単じゃないとはこういうことを言うんだと実感した。
少しでも間があったら,どんどん入ってくるね。
I'm not happy if ... / I don't want to ... / Please ...
言っていることは的を得ているんだけど,とにかく圧倒される。
ある意味,日本語でもこのタイプの人と話すのはきついわ。
基本的にわたしはシャイで引っ込み思案,典型的な日本人なので・・・。

そうそう,いちばん印象に残ったのは,paymentの話で彼はこう言い放った。
「例えばこの校正をぼくが30ドルもらってあなたが20ドルではhappyではない。ぼくが30ドルならあなたはdouble(の60ドル)もらうように。それがアメリカの企業の常識だ」

…ダ,ダ,ダブルっすか。そういうことしている人も知っているけど,それができたら苦労しないわ。
そんなんしたら,あなたほとんど報酬ないよ・・・。
わたしはビッグな会社じゃないし,出版社ではなくその下請けだし,単なるフリーランサーのようなものだから…と言ってよく理解しているようだったけど,初対面の面接で日本人はそこまで言わないよねえ。

でも,逆に,
「ぼくがそれを30ドルでOKしたなら,なぜそう修正しなければならないのか,君の質問に対するdiscussionも含んでいるよ」
ということなので,作業の後,余分にかかった時間を請求するぞという感じではないことはわかった。
それは助かる。
ここニュージーランドでもそういう請求は普通みたいだから。
でも,間違いなく昨日のブログのように,「なぜぼくの言う通り直さないんだ!」と憤慨するタイプの人だ。
最初にきちんと事情を話し合わないと…。

はあ~。日本でもめたアメリカ人を思い出す。
とにかく気を張ってコミュニケーションしないとダメだわ。

でも,おもしろそうな人物ではあります。
アメリカでは,政府からの仕事で州にまたがる学校用の共通テスト(みたいなもの?)を出版社で作ったことがあるとのこと,それを今度見せてくれるというので,ちょっと期待してみようと思う。
いろいろ資料をあげたんだけど,TOEICの公式問題集を食い入るように見てた。
「そうそう,こういうのを作ってた」って。
大変だよね~。と息が合う。

まあ,歩いていけるところに住んでいるし,これも経験ということでちょっとがんばってみようと思う。
ずっとぬるま湯で来てるし。

あと,誤解のないように,チャーチにいるアメリカ人スタッフはすごーい穏やかな人。
彼と会って話したとき,全然アメリカ人って感じしなかった。
単身で,ニュージーランドが好きで移住してきたらしい。
ああ,あなたのような性格だとニュージーランドが心地いいのがわかるわって思ったね。

増刷です。

1/23発売の,

Jリサーチ出版 「魔法の英会話」

が増刷になると報告をいただきました。

昨日商品が手元に届いたばかりで,急なうれしい知らせでした。
甚だ簡単ではございますが…,皆さま(?)どうもありがとうございます。

著書が発売になりました。

いつも大変お世話になります。

J
リサーチ出版より,「魔法の英会話 フレーズ500」(J新書シリーズ第5弾・共著)という本が刊行になりました。(書店販売日は明日のようです。)

読者対象は大人で,副題は「中学英語で世界中どこでも通じる」となっているようです(今日初めてネットで知りました…)。
50の基本フレーズとその応用フレーズがひたすら見開き+コラムの構成です。
 
今までと比べて,中学学参業界で学んできたことを生かせた本だと思います。
問題集系ではなく,「話す英語」中心なので,その意味でもわたしにとって新しい分野でした。
本書はJリサーチの成重寿さんとの共著で,企画過程でもいろいろ勉強させていただき,編集はほぼお任せで,感謝です。
学参の同業者の方が見たら,どのユニットが入江担当か一目瞭然かもしれませんが(笑)。
 
 
さて……,著書は2007年春デビュー以来,これで7冊目となりました。
実のところ,この7冊の中では,自分から出した企画は1冊だけで(語研出版の「もう一度始める英文法ドリル」),ほかの6冊はすべて出版社からありがたくいただいた企画でした。

今振り返ると,「何事も経験」「来るもの拒まず」で,がむしゃらにやってきた感があります。それが良かったか悪かったかは,きっと今後わかるのでしょう…。
本を書き始めた頃,ある大手出版社の編集長がわたしにこう言いました。「(著者の)肩書きは関係ないですよ。広告営業や出版のタイミングもあります。運もあります」


この不景気で消費者は本を買わなくなってきて,書店の留学書コーナーは半分に減ったとのこと,わたしのほうは幸い,学参(学校英語)の仕事がメインなので,あまり不況の影響は実感しないのですが,最近はもっぱら英検の仕事が増え(どうもツボにはまっているようです),もうすぐ中学教科書の改訂時期にも入りますね。

学参でも著書でも,自分の能力の範囲内であれば,いただけるお話は何でも挑戦したいですが,移住も落ち着いたことだし,今年はちょっと冷静になるにはよい年だと思っています。

今年の目標は…,
「(仕事以外も)1回頭を冷やせ」「メールは一旦下書きに入れよ」「夜な夜な仕事は一晩寝かして翌朝再チェックせよ」をスローガンにしています。
 
まだまだ,学ぶこと,改善・向上しなければならない点山積みですが,これからも,入江泉をどうぞよろしくお願いいたします。
 
追伸:今大きな企画が3つ平行していて,すでに心身共にいっぱいいっぱいです。
向こう数か月間はブログはおとなしくなりそうです。
も~を忘れないでください…。

大丈夫。健康一番! ですよね。
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