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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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増刷です。

1/23発売の,

Jリサーチ出版 「魔法の英会話」

が増刷になると報告をいただきました。

昨日商品が手元に届いたばかりで,急なうれしい知らせでした。
甚だ簡単ではございますが…,皆さま(?)どうもありがとうございます。
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著書が発売になりました。

いつも大変お世話になります。

J
リサーチ出版より,「魔法の英会話 フレーズ500」(J新書シリーズ第5弾・共著)という本が刊行になりました。(書店販売日は明日のようです。)

読者対象は大人で,副題は「中学英語で世界中どこでも通じる」となっているようです(今日初めてネットで知りました…)。
50の基本フレーズとその応用フレーズがひたすら見開き+コラムの構成です。
 
今までと比べて,中学学参業界で学んできたことを生かせた本だと思います。
問題集系ではなく,「話す英語」中心なので,その意味でもわたしにとって新しい分野でした。
本書はJリサーチの成重寿さんとの共著で,企画過程でもいろいろ勉強させていただき,編集はほぼお任せで,感謝です。
学参の同業者の方が見たら,どのユニットが入江担当か一目瞭然かもしれませんが(笑)。
 
 
さて……,著書は2007年春デビュー以来,これで7冊目となりました。
実のところ,この7冊の中では,自分から出した企画は1冊だけで(語研出版の「もう一度始める英文法ドリル」),ほかの6冊はすべて出版社からありがたくいただいた企画でした。

今振り返ると,「何事も経験」「来るもの拒まず」で,がむしゃらにやってきた感があります。それが良かったか悪かったかは,きっと今後わかるのでしょう…。
本を書き始めた頃,ある大手出版社の編集長がわたしにこう言いました。「(著者の)肩書きは関係ないですよ。広告営業や出版のタイミングもあります。運もあります」


この不景気で消費者は本を買わなくなってきて,書店の留学書コーナーは半分に減ったとのこと,わたしのほうは幸い,学参(学校英語)の仕事がメインなので,あまり不況の影響は実感しないのですが,最近はもっぱら英検の仕事が増え(どうもツボにはまっているようです),もうすぐ中学教科書の改訂時期にも入りますね。

学参でも著書でも,自分の能力の範囲内であれば,いただけるお話は何でも挑戦したいですが,移住も落ち着いたことだし,今年はちょっと冷静になるにはよい年だと思っています。

今年の目標は…,
「(仕事以外も)1回頭を冷やせ」「メールは一旦下書きに入れよ」「夜な夜な仕事は一晩寝かして翌朝再チェックせよ」をスローガンにしています。
 
まだまだ,学ぶこと,改善・向上しなければならない点山積みですが,これからも,入江泉をどうぞよろしくお願いいたします。
 
追伸:今大きな企画が3つ平行していて,すでに心身共にいっぱいいっぱいです。
向こう数か月間はブログはおとなしくなりそうです。
も~を忘れないでください…。

大丈夫。健康一番! ですよね。

英文書き下ろし(わたしのネタ探し法)

わたしのいちばんの売りは,英文はすべて書き下ろしという点なのですが,出版社に「ネタ尽きないですか?」と聞かれる。

素材文執筆は,今,1作150語程度から1000語以上まで,ダイアローグ,論説文,小咄,小説まで幅広くある。
わたし1人で全部は無理だし,スタイルや話題も偏るので,今は日本人スタッフ1人とネイティブスタッフ1人にたたき台をお願いしている。

わたし自身のネタ集めは3通り。
とは言いつつ,こんな話題に共感する人は滅多にいないが,ある意味,新聞や雑誌のライターと似ているかも知れない。

1.普段の生活から「ネタ帳」へ貯める

オーソドックスだが,アイデアが浮かぶたびにテーマをメモる。
例えば,昔よくアメリカに行ったんだけど,ついこの前いきなり思い出したのが,ボストンの公園で明らかにアジア人のわたしに白人が道を聞いてきたという経験。
よし,今度,それを膨らまして文化の違い,そしてボストンでの話を書いてみよう。
っとまあ,そんな調子で増やしていく。

ちなみに,芸人は,おもろいネタが浮かんだら,ネタ帳に書き留める。
枕の下にもネタ帳を入れたりするらしい。
わたしも夜布団に入って思いついたら,起きて書き留める。
でも,枕の下にまで置かない。そりゃあ,寝られんわ。
作曲家はメロディーが浮かんだらすぐ,携帯の録音機能とかに歌って録音するらしい。
彼らといっしょである。
アイデアが浮かびやすいのは,自宅ではなく,旅行中など気分的に余裕があるとき,視野が広いときである。
日本(東京)にいたときと比べて,ニュージーランドにきてからのほうが視野が広がって,アイデアが出るのは言うまでもない。

2.教科書から話題転換

通年ものであれば,素材内容が教科書で習ったばかりの話題に少しでも関係があったら,ユーザーに喜ばれる。
今日のパターン。
ある教科書で,自由の女神はフランスからアメリカへ友好の印に送られたという話がある。
そこで,symbol of friendshipとGoogleで検索すると,出るわ出るわという訳です。
中学生対象なので,難しいことは書けません。
今日は対話文でしたが,1912年に日本がアメリカに桜の木を送った話を書いてみた。

ネットのいいところは,英文情報で事実関係が調べられること。
このパターンで書くようになってから,情報を少しでも早く収集するために,英文「速読力」が時間短縮につながると実感した。

3.入試問題に対抗

あまりしないが,過去問も1つの手段だ。
わたしは「入試の過去問をリライト」することはないが,入試の傾向はもちろん見るし,全県の素材を読んで,わたしならそういう風に書かないなあ,と思ったテーマを拾って自己流に書いてみたりする。
「あまのじゃく」と呼んでください。(昔からです)

でもそのおかげか,出版社からは「も~さんの素材文は入試よりもおもしろいです」と言っていただける。
少し前までは,仕事=やりがいだったが,でも,こんなありがたい言葉をいただくためだけにこの仕事をしているわけではない…とも感じ始めた。ごく最近。
基本的にアイデアのアウトプットが好きなのかも知れない。
仕事が好きでしょうがない人は,たまにどん底に落ちてしまうけど,好きなことが仕事につながると捉えたら,それはやっぱり「ラッキー」と思う。

ようやく会社設立!


IWC NEW ZEALAND Ltd.

が発足しました!

と言いましても,登録したのはもう数ヶ月前のこと。
夫がその後もあーだこーだとがんばってくれました。
なんせニュージーランドでわたしのような事業形態は前例があまり無く,情報も税理士も大変なようです。

東京にいるときもちょっと動いたことあって,さあ今から立てるぞと言うときに移住が決まってやめたのでした。
そして,いろいろ考えてニュージーランドの会社にすることにしました。

昨日から本格的に公に報告し始めました。
ニュージーランドの会社なので会社名義でニュージーランドの銀行口座を開けるのは容易ですが,どうやら日本の口座を開けるのに苦労して今に至ったようです。

オーナーは夫とわたしの2人のようです。
わたしは,夫に言われるままあちこちにサインをしてるだけです。

あっ,事業拡大とかそんなんではありません。
社員もおらず,夫がpaper workをやってくれて,実際に働くのは今まで通りわたしだけです。
あるニュージーランド人に「That's typical!」と言われました…。
ここでは組織に入ってバリバリ働くよりも自分で仕事をしている人は少なくありません。

そんでもって,一応LIMITEDですけど,そんなたいそうなことでもありません。
ニュージーランドでは簡単に設立できます。
会社登録は夫がインターネットで30分くらいカチャカチャしてたと思ったら「できてもーた!」って声が。
(いやあ,人生ゲームやないんやから…)
設立費用も当時のレートで1万円くらいだったらしいです。
小さい国ほどこういう部分は発達しているのかも知れないですね。

まだまだ問題山積みで順調にスタートできるか不安ですが,今後も応援よろしくお願いします。

本の購入

ニュージーランド来てから困ったことの1つに,本の購入がある。
わたしの場合,ほとんどが仕事がらみの本になるが,ネットでは中身が見られないのが痛い。
結局,本屋で立ち読みできないので,人気やみんなの批評を見て買うことになる。

今やネットで簡単に,中古なんかすごい安くで買えるけど,アマゾンで日本からここ自宅に送っても,海外発送料に加えて,1冊ずつに手数料がかかったりするので,冊数が多いほど高くつく。

もちろんニュージーランドにはアマゾンがないので,日本かイギリス,アメリカからの海外発送となる。
ちなみに,そのなかでも,日本からの発送はピカイチで速い。
だから,アマゾンで買うときは,日数と,ドル・円のレートのバランスを見て,どこから買うか考える。

例えば,下の教材とCD,洋書はイギリスアマゾンから購入。
ちなみに,下の教材はケンブリッジ英検の試験問題集だが,個人的にこの試験は,今のところほかのどの英語試験よりも優れていると思っている。
早速中学英語にメソッドを反映している。

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2冊の和書で,日本のアマゾンから購入した。

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逆に,ニュージーランドでの良い面は,シンプルに,日本では高価な洋書が,ここでは本屋で普通に買えることだろうか。
例えば,下の本はここ現地の本屋で買った。
右2冊はニュージーランドオリジナルの教科書だが,ここで売られている教材はだいたいがイギリスのもの。

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中央前後にある2冊は,子供用の辞書とシソーラスで,このシソーラスがわたし的には結構おもしろい。
下の写真はその中身。中1で習うような単語の類語がイラスト付きで易しく解説してある。
見出し語は中1レベルだけど,類語の語彙レベルは結構高い。

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日本の子供たちは,こういった日本語の類語辞典などで勉強するだろうか。
話は逸れるが,ニュージーランドの「読解力」は,OECDテストで2000年3位, 2003年6位, 2006年5位である。



ついでに,最近手に入れた日本の本もいくつか集めてみた。
一部は出版社からいただいたもの。
一部は研究用。
一部は趣味!?
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左の「まんが公民」と「ニュージーランドエコ紀行」は,フィジーで読み終わったところ。
左手前の「ニュージーランドエコ紀行」は青柳光郎さんの著書で,ニュージーランド滞在中にうちに夕食を招待し,そのときこの本の初校をうちのPCでダウンロードさせていただいた記念すべき本である。
楽しく読ませていただいた。


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このなかで,久々の個人的な英語教材のヒットは,旺文社のダイアローグリスニングだろうか。
実はまったく同じような本を以前に企画して,出版社に送って返事待ちの間にこの本の存在を知り,いろんな事情から自ら企画を引っ込めることにした。
出版社は前向きに検討していただいていたようなので大変もったいないのだけど,慎重に決断した。
1年に1,2回アイデアを企画にするのだが,すでに類書があることは多い。
世の中そんなもんさ。
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