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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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これまでのプロセスを回想(仕事)


急に,これまでのプロセスを回想しました。
 
今思うと,わたしの場合,最初に第三者に仕事を手伝ってもらったのは,外注ではなく内勤(アルバイト)でした。
そのあと,外注でお仕事をお願いし始めたのは日本人ではなく,ネイティブでした。
一番最初のきっかけは英文を書いてもらうことで,間もなくネイティブチェッカーを募集しました。
 
その後,日本人の翻訳者さんと出会い(NKさん),じわじわと校正者募集などで日本人校正者さんへと続きました。
 
教材執筆者を募集したことは意外とありません。
学参の執筆をほかの方に頼り始めたのも,ここ1~2年のことです。
 
基本的に執筆と校正の仕事は自分で全部吸収するので,仕事をそのまま誰かに譲渡することはなく,校正者の募集は,あくまで自分の原稿(著書も含め)を校正していただきたいためでした。
 
 
2005年1月以降(独立後),ざっと振り返るとこんな感じ。
 
2005年初旬 浦安から豊洲に引っ越し。
 
2005年 教科書改訂作業で大忙し。フリーター女性1名と,学生アルバイト2名を雇う。
 (豊洲の狭いマンションに三人も詰め込んで…恥)
 この時期は,まだネイティブチェッカー含めて外注はナシ。
 
2006年2月 この頃,ネイティブチェッカーを募集し,複数のネイティブの方と出会う。
 そしてこのとき,わたし自身とても刺激を受けた(今でも),バイリンガルNKさんに出会う。
  (ネイティブであるご主人の応募を通じて縁があった)
  最初は翻訳者として,今は英文ライターとしても弊社になくてはならない存在。
 

2006年5月 改訂の繁忙期が無事終わって,佃に引っ越し。
 これ以降,学参以外の仕事,TOEICや英検,一般語学書+著書に着手する。
 さりげなくHPで教材校正者募集を開始。
 
2006年6月 HPを通じて,第1教材校正者さんをゲット!
 
恐らく,この頃二回目のネイティブチェッカー募集。さらに複数のネイティブの方と出会う。
(メール・電話・面接など,今思うと,度胸あったわねぇ)
 
2006年9月 チェッカーDKさんと再会。
 2002年,浦安在住時にチューターとして出会った方。
 今ではなくてはならないチェッカーの一人。
 
とまあ,こんな感じで,いつだって一人ではやっていけません。
多くの方のご協力があってスムーズにお仕事ができています。
 
感謝,感謝。


追伸:
結婚10周年記念は,悩みに悩み(?),Northlandの
Paihia Beach Resort & Spa Hotel
で2泊3日に決定!!
旅は思い出だけであとに残らないので,何か一生残るものを思案中?!
勝手に,写真立てがいいかなと思ってるんだけど。

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もう9年も前…&近況

今日,日本のある編集者さんとメールでケンブリッジ英検の話になったのですが,何を隠そう(いや,別に隠していませんが),チャーチでケンブリッジ英検FCEを,夫と一緒に受けたんです。

なに~? 2001年だから,もう9年前????

ウソや。ぜったいウソや。

あれから9年もたてば,CAEも受かる?!


忘れよ。


何にせよ,すごいよくできた試験。

それだけを言いたい。



さて,久々にめちゃめちゃ仕事に追われる日々を過ごしているも~です。
なんで,こんなことになったのか,振り返る精神的余裕もない…

年間50本前後の模擬作成は珍しくないですが,その執筆ピークがこの数か月間で団子になったのが原因の一つ(と思われる)。

同時進行の次なる著書は,学参の仕事の合間をぬって必死に書いていますが,週に8ページが精一杯(泣)。
これは7月中にひと通り書き終えねばならない。
(でも,この執筆は楽しくて仕方ない。こんなんが仕事だったらもっとストレスないのにー)

「ねばならない」理由は,その入れ替わりに別の1冊が始まり,10月までに書き終えたい予定。

なぜなら,秋着手と言い渡されている別の著書がある。

一見,執筆の時期がちょうど順番よく並んで助かっているように思えるが・・・
8~10月は2冊目の執筆と同時に1冊目の推敲を重ね,
11~12月は,3冊目の執筆と同時に,1冊目+2冊目の校正,
と,どんどん重なっていくのが今から想像できます。

年内にある程度目処をつけたい理由は,来年始まる中学教科書改訂の作業のため。
てな感じで,このまま,2012年初旬までノンストップになりそうなも~です。

どんな状況でも,期待を裏切らないよう,どれも精一杯やってます。

これからも,精一杯やります。

本当にこんなありがたい話はないです。
ニュージーランド移住した3年前では,全く想像しなかったことです。
日本を去ったときは,移住後,半年,1年,どんどん存在を忘れられ,仕事は東京にいたときの半分に減って,カフェでバイトでもしながらのんびり暮らす予定でしたから。

ということで,しばらく(?)ブログアップが滞りになりがちになると思われ・・・

いや,単に,今は季節がよくないから。

イベントも少ないし,いい写真も撮れないし。

ということにしとこ。

ここ半年で読んだ書籍さんたち

小説とかではないのが悲しいかな。
ちなみに,昔から,マンガも雑誌も読みません。
やっぱり,時間を見つけては英語教材や仕事関連の本を読み漁っています。

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一部は,前回の帰国時に,書店店頭で目立っていたのでとりあえず買ってみた,というもの。
一部は,ありがたいことに出版社からのいただきもの。
アマゾンで気になる教材を購入した,というもの。
そして,ニュージーランドで購入した,イギリスやニュージーランドの教材,などなど。

これ以外にもまだありますが,残念ながら最初の数ページで読む価値がないと判断して,お蔵入り。

何度も言うけれど,「良書」の価値観は人それぞれで,面白い,ためになる本というのは,必ずしも他人と一致しません。
(世の中どれほどの人が,英米の教材に興奮するかって?!)

また,何度も言うけれど,誤植が多いからと言って必ずしも悪書ではないと思っている。
(かつて,大手出版社の編集長による「罪のある誤植とそうでない誤植がある」という名言を今でも覚えている)

わたしにとっての良書は,どれだけの知識・発見を与えてくれたか,そして,年月をおいて何度でも読み返そう,と思わせるような内容の濃い本です。

なかには,30分足らずで読めてしまった「超」売れている本もあった。
確かに面白いけれど,内容が薄すぎて二回は読まないだろうし,これに○○円の価値は…という気にさせられた。(軽い内容の本でも安ければ状況はちがう)

一方,例えば,前列の緑色の教材は,オーストラリアの教材ですが,正直,ページに何カ所も誤植があったり,問題も決して優れたものとは言えず…,初っぱなからオエオエ言いながら(笑)読んでいましたが,わたしにとっては有益な解説や定義が多かったため,結局最後まで楽しんで目を通しました。

新聞やローカル新聞もできるだけ読んでいますが,もっともっと時間があれば,英語の小説なども読んで,コロケーション力を養いたい・・・,でも今はテクニカルな知識を埋め込むので精一杯

それと,短時間でどれだけの情報量を取り入れるか,「速読力」で差が付くとつくづく実感する。

日本の英語教育も早く「訳読」から卒業していただき,必要なのは「多読」「速読」ですよ。

幻の企画を思い出す。

急に思い出した。

2年前の秋に,ある教材の企画を考え,サンプル原稿まで作ったけど,いろんな理由で見送ったものがありました。
せっかくなので,載せてみようと思いました。

注:初級者用です。


以下,サンプル原稿(の一部)。

1ページ目省略
(対話のイメージイラストなど)

2ページ目以降

Let’s answer the questions!
問1 男性はレストランの庭でピクニックをするためには何が必要と言っていますか。 
問2 男女はそれぞれ何を注文しましたか。
問3 女性はアンティークショーでは何が見られると言っていますか。次から全部選んでください。
  ア 車  イ 家具  ウ 衣類  エ 食器  オ 宝飾品
問4 対話の内容と合うものには○,合わないものには×を書いてください。
1 女性はレイチェルをアンティークショーに誘いたいと思っている。
2 男性は「アンティーク」と「セカンドハンド」の違いがよくわかっていない。
3 女性は,アンティークは見る目が必要だと言っている。



Check the script!
 
Woman:     Nice place, isn’t it? How about we sit here?
Man:          Sure.
 
 
Man:          Pass me your bag and I’ll put it here.
Woman: Thanks.    Such a wonderful view. I’m glad it cleared up today.
Man:      Yes. I heard that we can have a picnic here if we reserve lunch boxes.
Woman: Oh, I’d like that. But maybe when it’s warmer.
Man:      Yeah.   So. Would you like to get something to eat?
Woman: Well, ... I’m not very hungry. Just tea for me. What about you?
Man:      I’m not either, but I’ll grab a bite here before we start driving again.
Woman:   OK.   So. About tomorrow, Rachael invited us to an antique show. What do you think?
Man:         What? Antique show? I don’t need any old junk.
Woman:   Antiques aren’t junk. It’s not a second-hand shop. Antiques are more valuable. Rachael said that there’ll be lots of tableware and furniture at the show.
Man:         I still don’t understand the difference.
Woman:   Antiques are at least a hundred years old. But you know, there are things that are a hundred years old without much value ...
Waiter:    May I take your order, sir?
Woman:   Yes, could I have an earl grey, please?
Waiter:    Which would you like, ma’am?
Woman:   Which? Where does it ...... oh, here ... well ..., you do have a good selection.    Let me see ... I’ll try this one, earl grey cream.
Waiter: Certainly. And what would you like, sir?
Man:      I’ll have a latte and a sco …
(drops a plate, making a loud breaking sound)
Waiter: Sorry. Oh, so ... uh ... earl grey cream, latte ... and ...
Man:      Two scones.
Waiter: Yes, two scones. Anything else, sir?
Man:      And two waters.
Waiter: Certainly. I’ll be right with you.
 
 
Man:      And ... you were saying?
Woman: Well, anyway, unless you know what is valuable, you can end up paying through the nose for something that’s worthless. Anyway, I just want to go and see.
Man:      I still don’t get it, but I don’t have anything better to do tomorrow, so let’s go. But! We’re not going to buy anything. Understood?
Woman: OK. I’ll just look. I’ll call Rachel before we leave here to tell her ...



Check the transcription!
 
女性:いい所ね。ここがいいんじゃない?
男性:そうだね。
 
男性:かばん貸して,ここに置いてあげるよ。
女性:ありがとう。  素晴らしい眺めね。今日,晴れてよかったわね。
男性:うん。お弁当を予約しておいたらそこでピクニックもできるらしいよ。
女性:わあ,それ素敵。もっと暖かくなったらね。
男性:そうだね。  さあ,何か食べる?
女性:そうねえ…,あんまりお腹すいてないの。紅茶だけにするわ。あなたは?
男性:ぼくもすいてないけど,ドライブの前に軽く食べようかな。
女性:オーケー。  それで明日なんだけど。レイチェルがアンティークショーに誘ってくれてるの。どうする?
男性:え? アンティークショー? 古いもののがらくたなんていいよ。
女性:アンティークはがらくたじゃないわ。セカンドハンドショップとは違うわよ。もっと高価なものよ。ショーでは食器や家具がたくさんあるらしいわ。
男性:なんだかまだあまり違いがわからないな。
女性:アンティークは100年以上前の品を言うんだけど,100年以上経っても単に古いだけのものってある…
ウェイター:ご注文はお決まりですか?
女性:ええ,アールグレーをいただけますか?
ウェイター:どれになさいますか?
女性:どれ? どこに載って…,ああ,これね。ええと,結構たくさん種類があるのね。  そうね,このアールグレークリームっていうのにしてみようかしら。
ウェイター:かしこまりました。お客さまは何がよろしいですか?
男性:ぼくは,ラテとスコー…
【ガッシャーン】
ウェイター:すみません。ああ,それで,その,アールグレークリームとラテ,それから…
男性:スコーンを2つ。
ウェイター:ああ,スコーン2つでしたね。ほかにはよろしいですか?
男性:それとお水2つね。
ウェイター:かしこまりました。すぐにお持ちします。
 
男性:それで…何だっけ?
女性:そうそう,いずれにしろ,何に価値があるかわからなければ,全く価値がないものに高額を払いかねないってことね。とにかくわたし,行って見てみたいの。
男性:いまいちまだよくわからないけど,どうせ明日はすることもないし行ってみるか。でも! 何も買わないよ。わかった?
女性:オーケー。見るだけね。じゃあ,お茶が終わったらレイチェルに電話…


Check the answer!!
問1
解答:お弁当の予約
聞き取りポイント:スクリプト下線①
解説:if we reserve lunch boxesと言っていますね。
 
問2
解答:男性-ラテとスコーン2つ 女性:アールグレイ(クリーム)
聞き取りポイント:スクリプト下線②
解説:ウェイターの登場から注文のシーンが始まります。途中でアクシデントがありましたが,最終的な注文内容が把握できましたか? アクシデントの前,男性はa latte and a sco ... (スコーンは1つ)と言いかけましたが,後になって,Two scones.と言っているので2つに気が変わったようですね。また,ウェイターが注文を繰り返す場面でも再確認できます。なお,男性は最後にAnd two waters.と言っていますが,お水は注文とは別です。
 
問3
解答:イ,エ
聞き取りポイント:スクリプト下線③
解説:tablewareは陶器やガラス器,銀食器を含む,皿,カップ,スプーン,ナイフなどの「食卓用器具」のことです。この単語を知らなくても,tableという単語で推測しましょう。
 
問4
1 解答:×
聞き取りポイント:スクリプト下線④
解説:Rachael invited us ... と言っていますね。また,話全体の流れとして,女性がアンティークショーに行くのに男性を誘っている(説得している)とわかったでしょうか。
2 解答:○
聞き取りポイント:スクリプト下線⑤
解説: 男性は最後まで「アンティークショー」が何かよくわかっていなかったようですね。男性のアンティークショーに対する興味は,口調からもわかります。
3 解答:○
聞き取りポイント:スクリプト下線⑥
解説:女性のアンティークの説明部分を何度もよく聞きましょう。注文の前に,「価値のあるものと単に古いだけのものがある」と説明しかけて途中になってしまいましたね。そして注文の後,話が戻りましたが,結論だけ言って終わってしまいました。pay through the noseは「お金をぼられる」という意味ですが,この意味が理解できなくても,end up ~ing「結局~に終わる」で否定的な感じがすればニュアンスはキャッチできるでしょう。
 
More about the script!
登場人物のキャラクターを分析してみましょう。
ウェイターが登場して,女性は急に声のトーンがよそ行きに変わりましたね。could I have an earl grey, please? は非常に丁寧な依頼の表現です。一方,男性はTwo scones. や,And two waters. など,やや傲慢な感じがしました。ウェイターは,Certainlyやwould you likeなど,最初はとても丁寧な応対でしたが,アクシデントの後ややうろたえた様子でした。TPOに合わせて丁寧な表現を操れるようになるといいですね。
 
Check the vocabulary!!
省略


以下は録音のイメージを青字で加えたスクリプトです。
 
Scene: A married couple is about to sit at an outdoor table at a stylish country restaurant with a great view.
Background sound: typical sounds in a restaurant (not so loud), sounds of birds
(Surrounding sounds (people talking around them) fade in)
 
Woman:     Nice place, isn’t it? How about we sit here?
Man:     Sure.
(Interval: Couple is getting seated --- sounds of drawing the chairs)
Man:     Pass me your bag and I’ll put it here.
Woman: Thanks. (hands her bag over)  Such a wonderful view. I’m glad it cleared up today.
Man:      Yes. I heard that we can have a picnic here if we reserve lunch boxes.
Woman: Oh, I’d like that. But maybe when it’s warmer.
Man:      Yeah.   So. Would you like to get something to eat?
Woman: Well, ... I’m not very hungry. Just tea for me. What about you?
Man:      I’m not either, but I’ll grab a bite here before we start driving again.
Woman: OK.   So. About tomorrow, Rachael invited us to an antique show. What do you think?
Man:      What? Antique show?  I don’t need any old junk.
Woman: Antiques aren’t junk. It’s not a second-hand shop. Antiques are more valuable. Rachael said that there’ll be lots of tableware and furniture at the show.
Man:      I still don’t understand the difference.
Woman: Antiques are at least a hundred years old. But you know, there are things that are a hundred years old without much value …
Waiter: (a polite character)  May I take your order, sir?
Woman: (change to a genteel tone of voice)  Yes, could I have an earl grey, please?
Waiter: Which would you like, ma’am?
Woman: Which? Where does it … (flips through the menu) … oh, here … well ..., you do have a good selection.  (thinking)  Let me see ... I’ll try this one, earl grey cream.
Waiter: Certainly. And what would you like, sir?
Man:      (change to an arrogant tone of voice) I’ll have a latte and a sco … (waitress attending a nearby table drops a plate, making a loud breaking sound)
(Interval: Only the sound of birds are heard)
Waiter: (slightly flustered) Sorry. Oh, so … uh … earl grey cream, latte … and …
Man:      Two scones.
Waiter: Yes, two scones. Anything else, sir?
Man:      And two waters.
Waiter: Certainly. I’ll be right with you.
(Interval: Waiter leaves. Couple recollecting themselves from the shock.)
Man:      And ... you were saying?
Woman: (returns to her usual friendly tone of voice)  Well, anyway, unless you know what is valuable, you can end up paying through the nose for something that’s worthless. Anyway, I just want to go and see.
Man:      (returns to his usual friendly tone of voice)  I still don’t get it, but I don’t have anything better to do tomorrow, so let’s go. But! We’re not going to buy anything. Understood?
Woman: OK. I’ll just look. I’ll call Rachel (recording fades out) before we leave here to tell her ...

 

 
日常会話がメインのリスニング教材を執筆するには10年早いと自覚しているも~ですが,せっかく頑張ったので。
お粗末様でした。

つぶやき(仕事)。


food cooked by me

とか

make me happy

とか

お決まりの中学エイゴから解放されたい…。
Clear