「英語で英語を学ぶ」教材の第1号がようやく出版の運びとなりそうです。
まずはこの教材のアイデアを受け入れてくださったスリーエーネットワークさんにお礼を申し上げたいと思います。
55のテーマ別に英単語を英語だけで学びます。
(英語だけで書かれた教材です)
レベル:高校初級,英検準2級~2級,TOEIC~650点
詳細は見本本が届いたら改めてアップしたいと思います。
2007年デビューから数えてこれで13冊目になりました。
本書は著者活動における一つの大きな区切りになると思っています。
学参の仕事と著書活動はどうちがうかという質問が時々あるのですが,全然ちがいます。
学参の仕事は特定のユーザー(読者・生徒)のニーズに合わせて企画が成り立ち,執筆の依頼を受け,原則指示通りに書いて提供する仕事です。
しかし,著書では自分なりの方法で自分の考えや思いを自由に表現できます。
一方,学参の仕事では,出版社を通じて,学校や塾での評判を聞くことができ,まさに生徒や先生方のニーズに合った教材を作っている実感があります。
しかし,著書では残念ながら読者の声がほとんど届きません。
自分のアイデアが本という「形」になることに感謝しつつ,そのアイデアが役に立つのか立たないのか,ということが一番の関心事です。
自己満足になっていないかどうか。
どういう点が改善されればもっとユーザーフレンドリーになるのか,そして,次回の作品を手がける際にどんな点を気をつけたらよいのか,そんなことが知りたいんですよね。
わたしが教師といった生徒を持っていれば何かしらユーザーや読者のフィードバックがあり,それを次に生かせるのですが,それができていないのが現実といったところです。
売れ行きが判断材料の一つになるのかもわかりませんが,わたしとしては,
とっても売れているが読者が1回しか読まない本と,
安定して末永く愛され,読者が何度も読み直す本だったら
後者のような本が書きたい。
そして,ブランドや流行ではなく,この人がまた英語教材を出したので買いたい,と思ってもらえるような著者になりたい。