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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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新刊報告「English脳で覚える英単語ハンドブック」

本ページにご訪問くださりありがとうございます。
 
スリーエーネットワーク出版「English脳で覚える英単語ハンドブック」(中田達也[監修])
 
刊行致しました。
 
コンセプト:
英検準2級~2級,TOEIC650点レベルの英単語を,英語だけで学ぶ本
 
特徴:
・日本人が日本人のために書いた英語だけの教材であること
・レベルが(初級~)中級であること
 
企画意図:
日本語を介さず,英語で英語を学ぶ楽しさを知り,英英辞典や英米の教材を使って英語を勉強するきっかけとなればいいなと思って企画した本です。
上記のレベル以上の学習者でも,英語だけで書かれた教材を読むのに慣れていなければ,「確認」の意味で読み楽しめる教材だと思います。
 
構成:
1ユニット4ページ構成で,7章立て,全55トピックあります。
トピックは最終的にReviewのトピックと一致するようになっています。
単語は,普段の日常生活や資格試験等でよく使われる語,及び本書のスタイルで学ぶと頭に入りやすい語からチョイスしました。
 
その他の特徴をもう少し述べると,英単語集とは言えど,最後の章に「Words and grammar」を設けたことにあると思います。この章は機能別や品詞別に英単語を学ぶだけでなく,英語で文法・語法を学ぶことも意識しています。
また,単語を含んだ写真を掲載したこと。ほぼニュージーランドで筆者自身が撮ったものです。その文字を探しに出かけたり,面白い看板を見つけたら立ち止まったり,結構楽しみました。

本書を執筆する際には本当にたくさんの辞典や教材を参考にさせていただきました。普段,複数の辞書を見比べる機会などあまりなかったので,非常によい経験でした。
辞書によって異なる解説,英和と英英の異なる目線,そして時には辞書間で全く同じ用例文を見つけたりと,意外な発見も多くありました。

改めまして,本書作成にご協力いただいたすべての皆様に心よりお礼申し上げます。

本書の英文校正にあたってくださったネイティブスタッフの方々からはお陰様で高い評価をいただきましたが,肝心の読者である日本人にとって本当に役立つ本かどうか,それが最大の問題であり,関心であります。

本書が末永く愛されますように。
そして,本書をきっかけに英語で英語を学ぶ風潮がもっともっと広がりますように。

 
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近日刊行:スリーエーネットワーク『English脳で覚える英単語ハンドブック』

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「英語で英語を学ぶ」教材の第1号がようやく出版の運びとなりそうです。
まずはこの教材のアイデアを受け入れてくださったスリーエーネットワークさんにお礼を申し上げたいと思います。

55のテーマ別に英単語を英語だけで学びます。
(英語だけで書かれた教材です)
レベル:高校初級,英検準2級~2級,TOEIC~650点

詳細は見本本が届いたら改めてアップしたいと思います。


2007年デビューから数えてこれで13冊目になりました。
本書は著者活動における一つの大きな区切りになると思っています。

学参の仕事と著書活動はどうちがうかという質問が時々あるのですが,全然ちがいます。
学参の仕事は特定のユーザー(読者・生徒)のニーズに合わせて企画が成り立ち,執筆の依頼を受け,原則指示通りに書いて提供する仕事です。

しかし,著書では自分なりの方法で自分の考えや思いを自由に表現できます。


一方,学参の仕事では,出版社を通じて,学校や塾での評判を聞くことができ,まさに生徒や先生方のニーズに合った教材を作っている実感があります。

しかし,著書では残念ながら読者の声がほとんど届きません。

自分のアイデアが本という「形」になることに感謝しつつ,そのアイデアが役に立つのか立たないのか,ということが一番の関心事です。
自己満足になっていないかどうか。

どういう点が改善されればもっとユーザーフレンドリーになるのか,そして,次回の作品を手がける際にどんな点を気をつけたらよいのか,そんなことが知りたいんですよね。

わたしが教師といった生徒を持っていれば何かしらユーザーや読者のフィードバックがあり,それを次に生かせるのですが,それができていないのが現実といったところです。

売れ行きが判断材料の一つになるのかもわかりませんが,わたしとしては,
とっても売れているが読者が1回しか読まない本と,
安定して末永く愛され,読者が何度も読み直す本だったら
後者のような本が書きたい。

そして,ブランドや流行ではなく,この人がまた英語教材を出したので買いたい,と思ってもらえるような著者になりたい。

作品報告,もろもろ


・執筆&編集しました!

旺文社「とってもやさしい英語 中学1年」


・増刷になりました!

Jリサーチ出版「魔法の英会話 フレーズ500」(共著) 第5刷

ありがとうございます!


さあ,いよいよ今年は中学校の教科書改訂作業で,中学学参業界としては一番忙しい年です。

前回の時は,独立して初めての改訂で,アルバイト3人来てもらって乗り越えましたが,今回は基本的に一匹狼でいくことにしました。
ニュージーランドで人を雇うのは契約面でなんだか面倒そうだし。

そう言えば,前回は数学と英語を半々やっていました。
本当は,英語よりも数学のほうが向いている,と自分では思っています。
当時から英語よりも数学のほうを楽しんでいました。
が…,色々考えてニュージーランド移住以降,数学をやめて,英語一本にしました。

何にせよ,感謝の気持ちを忘れず,目の前のことを日々,がんばろう!

今のところスケジュールは夏までいっぱい!

すでに目の前には,「はい,よろこんで!」「1年の辛抱!」といった貼り紙が入れ替わり立ち替わり…(笑)

書く立場と書いてもらう立場

学参の執筆業はクライアントのご要望に添って原稿を書く仕事。
正直なところ,中学・高校教材では,「のびのびと書く」からはほど遠いです。
あ,特に英文素材のことです。いろんな規制がありますので。
規制に苦しむたびに,もうこの仕事はできないかな~と思いつつ続けているわたくしです。

一方,自分が執筆する上で,ネイティブの方に英文を書いてもらう場合,自分が相手にフィードバックをする立場になります。
TOEICや大人用の英文であればテーマや分量などさえ押さえたら基本的にのびのび書いていただけるのですが,学校教材はやはりそうはいきません。
(なので,たいていは自分で書くわけですが…)

つい昨日も,ネイティブにお願いした素材文が上がってきて,「う~ん。ストーリーがややこしい…」「高校生にはこのオチ・ジョークは厳しいだろう」という印象。

メールで正直に伝えて変更が可能かどうかお願いするものの,同意してもらえるか心配。
だって,これって,物を納品して傷があるから作り直してください,のような誰が見ても明らかな欠陥ではないので,説得するのは難しい。
逆に言うと,説得がうまい人,指摘の仕方が上手な人は優れた編集者だと思う。
これを文化の違う人と英語でやりとりするのだから,気の使いようも倍増。
しかも,相手は母国語だし。

と,今日,修正原稿とともにメールが帰ってきた。

「メールをもらった後,3本とも書きかえることにした。どれもちょっと複雑だったと気づいた,あなたの言った通り」

ホット胸をなで下ろす。
基本的に,かなり小心者のわたくしです。

原稿はいつもほぼ一発OKか,多少の質問程度なんだけどね,時々こんなことがある。

わたしは英文メールの学習をすっ飛ばしていきなり自己流で実践だったので,ちょっとマジメに短くスマートな頼み方とか勉強したほうがいいかな,と思いつつ,また今日も過ぎる…。

久々の校了の緊張感

つぶやきです。

緊張~~!

久々に校了の緊張を味わっているも~です。

実のところ,「編集」または「執筆+編集」のお仕事はいろいろやってきたけど,ここ数年は再校止まりで,それ以降は版元にお任せ,だったんですよね。

今回のこの教材,130ページ弱で,構想から執筆,初校,再校,三校(念校),校了,色校,さらにはCD視聴まで,ホントに一通り経験させていただいています。

組版指定は版元さんがやってくださいます。
あとはここニュージーランドで,ホントに教材作っちゃってます。

10月から始まったこのプロジェクト,今日が三校(念校)戻し,月曜日が校了で,ドキドキです。

10年以上も前の模試編集者時代を思い出す。

「校了してください」

この言葉を・・・。

よーこんなプレッシャー,月に何回もやってたな。

若かったね。

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