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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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よくある中学英語の間違いその1

中3で初めて分詞を習います。

分詞は現在分詞と過去分詞があり,
<分詞+名詞>と<名詞+分詞+語句>
の2通りの形を習います。

そこで,<分詞+名詞>の例文として多くの教材で,以下のような英文が見られます。
今までの校正経験でほぼ100%といってよいでしょう。

× a swimming boy 「泳いでいる少年」
× a singing girl 「歌っている少女」

このような例文があちらこちらにありますが,これは正確には間違いといってよいでしょう。

分詞が名詞の前にくるときは,名詞の「性質」を表すので,「(一時的に)~している」 という意味にはなりません。
例を挙げると,
a drinking man →「飲んべいの男」
a man drinking in the bar →「バーで飲んでいる男」

上の文は,現在のみならず,「頻繁に(お酒を)飲んでいる」というイメージで,下の文は,「今現在(お酒を)飲んでいる」という意味になります。
また,下の文はa man who is drinking in the barと書き換えることができ,「現在進行形」=(今飲んでいる)の意味合いです。
なお,最初の例singingでいうと,a singing birdなら使えます。

ポイント1.「(一時的に)~している」という意味では<分詞+名詞>にならない。

ポイント2.中学レベルの語彙を使った<分詞+名詞>の例文はごく限られており,慎重に選ぶべき。

ほかにも,当たり前になっている例文や文法解説で,改善すべきと思う点は結構あります。
たかが中学英語,されど中学英語ですね。
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