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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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外科と内科,栄養士とシェフ…そして文字と音

ある出版社の編集者と話していたとき,その方がこんな話をされました。

「友達に,『毎日そんなに英語学書を編集していたら,仕事で英語が勉強できていいね』 

と言われたけど,英語を勉強しているという意識はないんですよ。

英語ではなく文字として目に入ってくるんですよ」 
と。

確かにその通りなんです。
「文字」を操る仕事なのです。
英語には大きく分けてreading, writing, (grammar,) listening, speakingがあります。
readingとwritingは「文字」ですが,listening, speakingは「音」なのです。

医者には内科や外科,眼科,数学には代数幾何や基礎解析があるように,英語にもジャンルがあります。

毎日英語教材を執筆している人が,週末返上で会社で働く編集者が,さらには,毎日教壇に立って英語を教えている人でも,会話に接していない限りは,listening, speakingができるかと言えば,必ずしもそうとは限りません。
逆に,ネイティブのように難なく会話できる人が,英文を書けない(書かない)といいます。
会ったとき,なぜかわかりました。とてもブロークンな英語だったのです。

TOEIC990点の人が英語が話せるかと言えばそうとは限らないのは,ようやく世間でも認められていますね。

眼科で歯の治療ができるか。

パティシエが,栄養士が,料理が上手いか。もしくは好きか。

英語も同類と思います。



ある一定のレベルまでは,そつなくreading, writing, grammar, listening, speakingを操って英語教材が書ける人はたくさんいますし,そういう人は貴重です。
ですが,本当に研究している方が専門的なことになってくると,writing教材を書く人がlistening教材を書かないと思います。
会話や発音に徹底している人はwriting教材は書かないと思います。

楽器をする人で意地でもカラオケに行かない人がいます。
楽器では完璧に音程が取れるのに,声に出して歌うと音程がはずれる自分に絶えられないからです。


フォローとして一つ例を挙げると,例えばカリスマ教師と言われる方の原稿を編集(書き直し)したりする仕事があります。
原稿には嘘がいっぱいあります。でも,ふと考えて見ました。
その方は「書く」のが本職ではなく,「教師」が本職でそれが「カリスマ」なのですから,当然と言えば当然なのです。
こちらは「書く」が本職なのですから。
たとえ嘘があっても,その先生につけば,英語が伸びる,「英語が好きになる」,難関校に受かる などの事実があるから生徒が集まる,きっとそれがカリスマなのでしょう。
それがすごいことですし,「書く」本職には縁のないタイトルです。

浅く広くできる人はそれでよし。
得意分野がある人は,それを伸ばせばいい。
マニアがいてこそ各分野は伸びる。

もちろん,押さえるべきところは「逃げ」てはいけませんが!! (ふぅ~~~っ!)


Try to be the only one, not number one.
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ネイティブチェック10 (並列・and)

並列でよくある修正パターンを2つ。等位接続詞(and)編。

 
He is from Berlin and a young genius composer.
 
→He is from Berlin and is a young genius composer.
 
比較:I am a writer and editor.
          He is a doctor and lawyer.
          She is a doctor and also a novelist.
(by も~)


Through the Internet you can order them from within your countries and abroad.
 
→Through the Internet you can order them from within your countries and from abroad.


注)このシリーズ2と7に追加コメントを載せてあります。

ゴムが伸びきったら~~一つの結論?

ある夜,もうダメだと思って床に入った夫を引っ張り出して弱音を吐く。

「もう,ゴムが伸びきって戻らないかも」

『酔っぱらった』夫がパジャマのズボンのゴムを伸び縮みさせながら言う。

「だいじょうぶ。ゴムは伸ばしたり縮ましたりしたらええからなあ~~?」


過去に,実家の近所で,一生戻らなくなってしまったお姉さんを実際に見ていた。

そのときのショックが未だに脳裏から離れない。そしてまた言う。

「でも,伸びきったゴムはもう一生戻らんねんで…」


ほかの人ならこんな人に何と返事をするだろうか?


うちの夫はこう言った。


「だいじょうぶ。ほら,その乾燥機に入れてな,そしたら一瞬で『クシュッ』ってなるからなあ~~?」

まじめな話(英語教育)


ある英語学者がこう言う
 
「文法に固執する人ほど会話ができない。

そういう一部の文法マニアが日本の英語教育をダメにした。

初級学習者はそういう人たちのせいで文法ができなければならないと思い込んでいる。

そして間違いをしてはいけないと思って話せない。

文法マニアはもうやめてもらいたい」
 
正直なところ,非常にショックでもあり,結果的には全くの同感です。

わたし自身は文法が大好きです(もともと数学好きなので)。
この方の言う文法マニアの1人でしょう。
そういう意味では,それでいて,会話も「できる」人間に常に挑戦中です。

このブログのネイティブチェック・カテゴリーでは細かいことを取り上げていますが,初級学習者を意識しているつもりではありません。

正確な英語を「書く」必要がある立場の人,英語学習者に英語を教える人とか,そういう方々がイメージです。
 
大人も含めて,「会話」をしたい初級学習者は,細かいことは気にせずとにかく話すことが先決なのは言うまでもありません。
「話す」ときには文法や細かいことを考えずに,まずはできるだけ聞いて話す機会を持つことです。

さらには,「発音」に固執する人もいますが,仮に,
ネイティブ並みの発音で話の内容が全くない人
単語を並べているだけで発音もたどたどしいが,自分の意見を持っている人,日本の歴史や文化,わびさびを答えられる人
どちらが「国際人」でしょうか。
「海外に住んでいる人」=「国際人」ではありません。
わたし自身,考えなければならないことです。

小学校英語導入の議論で,
「先生はネイティブでなければ」
 という保護者。理由は
「発音」
もちろん,発音がいいに超したことはありませんが,本当の「国際人」とは何か,少し考える必要がありそうです。
小学生には英語よりも日本語を。
という意見も,ある意味正しいと思います。

 
>正確な英語を「書く」必要がある立場の人,英語学習者に英語を教える人

と言いましたが,こういうことです。

Soccer was played at the playground.
This cup was bought yesterday.
Who is that singing girl? (あの歌っている少女はだれですか)
When is the library opened? (図書館はいつ開いていますか)

のような英文(+訳)が,中学英語教材(教科書ではなく)では山ほどあるわけです。

多くの執筆者,校正者,編集者,さらには学校・塾の先生には,どれも問題ないように見えている証拠です。
 
実際の「会話」では,上の英語は恐らく通じるでしょう。

でも,学習者に英語を発信する側はこれではいけないと思うのです。

まったく偉そうな口調ですが,わたし自身もちろん完璧ではありません。日々,学びと努力です。
こだわるかこだわらないか,学習者に自然な英語を覚えてもらいたいかどうかの意識の違いに大きなギャップを感じることがあまりに多いのです。

 
学校の英語教育のことについて書いてみます。(数年後はまた違う考えかも知れないですが)
 
中高学生で言えば,「話す」「聞く」の機会をたくさん持てればそれに越したことはないでしょうが,教材などで「聞く」inputの機会は努力で得られても,「話す」outputの機会を得るのは残念ながら容易ではないでしょう。
となると,結局は学校英語では「文法」「読む」「書く」中心になるのは仕方ないように見えます。
 
中高生に大切なのは,特に「基本中学英文法をクリアした学生」に大切なのは,「文法」よりも「多読」だと思います。
例えば,第5文型や分詞構文の問題で頭を悩ますよりも,自分にあったレベル英文をたくさん読んで,知らない単語があれば辞書を引いて,語彙を増やす。
そして,知らない単語があっても辞書を引かずに一気に読む方法も大切です。
自分のレベル+αの英文がいいでしょう。
入試で必要な「精読」が強化されすぎでしょう。
時間をかけて英文を読む「精読」ばかりではなく,もっといろんな英文をたくさん読むべきです。
それは「速読」にもつながるでしょう。「速読」ができれば,短時間でもっとたくさんの英語が読めます。
 
「正しい」英文を読んで,そこから「正しい」英語の使い方,「文法」や「コロケーション」を「自然に」身につけていく,それが理想ですよね。
 
そして,英文から海外文化やほかのいろんなことを学ぶでしょう。
日本語でも読書が大事なように,内容から物事を考え,自分の意見を持ち,人間の成長につながります。
 
もちろん,これらはわたし自身についても言えます。
自分自身に言い聞かせるブログでした。

最後まで読んでいただき,ありがとうございました。

ネイティブチェック9 (並列)



The bookmobile moves to not only schools but places where adults get together.

→The bookmobile moves not only to schools but also to places where adults get together.

toを前に持ってきて,schoolsとplacesが並列だったのが,ネイティブ朱字では,toも並列に含まれています。
今回はnot only but alsoが関わっていますが,以前も別の文で同じような並列でのtoの位置に関する修正を,別の方から受けていたのを思い出しました。
探し出せたらここに追加しておきたいと思います。
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