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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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中学英語の落とし穴10(like vs. such as)

likeもsuch asも「~のような」「たとえば」という意味ですが,常に置き換えられるわけではありません。

以下のような例文を作ってみました。

① I want a clever dog like Pochi in that movie.
  私はあの映画に出てくるポチのようなかしこい犬がほしい。

② I want a small dog such as a miniature poodle.
  私はミニチュアプードルのような小型犬がほしい。

どちらも「~のような」という訳になり,likeやsuch asの後は前のdogの「例」なので,一見,置き換えられそうです。
ですが,①の文ではsuch asを使うとおかしなことになります。

【ポイント】
like→exclude
such as→include

【解説】
①の「ポチ」は「かしこい犬」の例だけれども,映画の中の犬で実際に飼えないので,exclude(除外)→like になります。

②の「ミニチュアプードル」は「小型犬」の例で,飼えるので,include(含有)→such asです。
ただし,「ミニチュアプードル」は単なる例で,ほかの小型犬を飼う可能性もあるので,exclude(除外)→likeも可能です。

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この手の,日本語では同じだけれど英語では微妙な使い分けがある,というパターンは語彙にしろ文法にしろ,山ほどあると思います。

経験上,特定の単語や熟語を使った短い1文を書かせたとき,それらの単語や熟語がいかに自然な英文中に使われているかは,普段どれだけ正しい英文と接しているか,と比例します。

見た目同じ中学生用の文法教材でも,使われている英文をみたら,筆者の英語の運用力がわかります。
でも,残念なことに,消費者のほとんどはその英文の質を判断できずに買い,いわゆるtextbookyな英文で違和感なく学習しているのが現実だと思います。

英文を書く側でいうと,普段使わない語彙や熟語を使った英文を書くとき,恐らく辞書などをみるでしょう。
でも,いつも言いますが,辞書の日本語の意味や前後に文脈のない用例文という断片だけで判断し,さらに日本語の感覚で英文を作る,これがおかしな英文を生みだす理由の一つです。

今回のlikeとsuch asのようなパターンは,普段から「単語の日本語の意味」や「英文の日本語訳」にとらわれず,正しい英文に多く接して,知らぬ間に自然と使い分けている,結局はこれが理想なのかもわかりません。
でも,そんな場合でも,改めて理論を知ると知識が定着し,また英語が楽しいものになるでしょう。

わたしのような「なぜ」を説明しなければならない立場や仕事をしている人であれば,とにかく理論的な知識を増やすことが求められますが,この英文,なんかおかしい,でも理由はうまく説明できない,といういわゆるネイティブ感覚をどんどん身につける。ネイティブでない限り,恐らく一生続きますが,今のところこれがわたしの英語学習における必須条件の一つです。
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オークランドで雪が降る

ここオークランドは雪は降らない。(雹は降る)

・・・はずが,今日,天気予報どおり(!)降りました。

昨夜,めっちゃ寒かった。

現在午後2時半,時折,予想以上の吹雪です。
音もするので雹まじり,と思ったら晴れ間も見えたり。

猫ちゃんたちも異変(?)に気づいたのか,オフィスに集合。

ちょっと休んでアイスクリームでも食べよう。

水ぼうそう

久々に日記を書くのにこんなネタになろうとは。

火曜くらいにかゆいプツプツが少しできたと思ったら,水曜,木曜に急激に増えた。
主に背中,お腹,そして顔,頭皮にも。
最初は虫さされかなんかかと思ったけど,いくつか水ぶくれを見つけ,これは違う!と思い,急遽木曜日の午後,GPへ。

案の定,chickenpox(水ぼうそう)。

なんでこの歳に・・・。
高熱とか事前の警告はなかった。

塗り薬をもらったけど,そのかゆいこと,かゆいこと。
でも,昨日の昼頃だいぶマシになった。

軽めでよかった・・・。

と,安心したつかの間,夕方頃,38℃の熱にのどの痛み,頭痛。
久しぶりにしんどい思いをした。←めったに風邪をひかない人

夜間,アイスパットやなんやらで冷やして,無事今朝,熱は下がった。
でも,のどが痛いので見てみると,う~ん,白いプツプツが見える。。。

今日は土曜日で,GPは基本休みだけど,午前中だけwalk-in clinicといって,予約なしで行けるので,行った。
ニュージーランドでマスクをしている人は見たことないけど,夫が「日本人としてそれはしなさい」とのことで,マスクをして行った。
ドクターはいつもと違う人だったけど,とても親切だった。
待合室でマスクをしていたのを知って,Thank you.といって,褒めてくれた。

一通りの薬をもらって,今,PCに向かえるほど少しマシですが,完全回復までちょっとかかりそうです。
もともと体力もないし。

この機会に少しゆっくりします。

晴と雨の繰り返し

すごく寒いと思えば翌日は半袖でもいけそうなくらい暖かい。
急に雨が降ったと思えば次の瞬間は晴天。
お陰で(?)わたしのオフィスの窓からは2~3日に1回は大きな虹が見える。

夜中,ふと目が覚めたら家が壊れるのではないかと思うほどの大雨。
オークランドは雪は降らないけど,雹は降る。

相変わらずオークランドの冬はこんな感じです。
でも,雨の日が延々と続いた去年よりはましかな。


先日,寒い日にスーパーへ行きました。
出口のところで,おばあさんが,夫にこう話しかけました。

おばあさん: It's very cold outside. 外は寒いわね。
夫      : Yeah. そうですね。
おばあさん: Keep your lady warm. It's an order.
         あなたのご婦人(=すぐ後ろにいたわたし)を暖かくしてあげなさい。これは命令よ。

真面目な顔でそんなこと言うんだから(笑)

ちなみに夫は,I will.(そうします)と言いました。

中学ブラバン時代を思い出す

金曜日の夜はだいたいひとりYouTube大会。

ふと,ある発見をした。

「シチリア島の夕べの祈り」
「ナブッコ序曲」
「運命の力」
急に,こんな曲が聴きたくなった。

どれも中学吹奏楽部のときに演奏した記憶がある。

そうか!

顧問の先生はヴェルディ好きだったんだ,と今更に気付く。

ん? ヴェルディは確かイタリアのオペラ作曲家。

そうか!

顧問の先生(=音楽の先生)はオペラ歌手になりたかったんだ,とすっきりつながった。

今頃どこでどうしていらっしゃるか,N先生。


ちなみに,わたしが仕事やらで参ったとき,元気がないときにいつも見るのは,

小澤征爾さん指揮による2002年ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートの喜歌劇「こうもり」。

小澤さんの指揮も好きだし,演奏も素晴らしい。
これを見るたびに元気になる。

最近まで「尊敬する著名人」なんて考えたことなかったけど,今思うと始めての海外旅行でボストンに行ったときも,当然のように小澤さんのBSOのコンサートへ行き,タングルウッドを回るツアーなんかも参加した。
当時から憧れの日本人であり,今では国際人としても尊敬する方ですね。
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