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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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ヘトヘトの毎日

疲れもそろそろピークがきている。

ここんとこ勤務時間が,朝の8時から夜の1時が続いていて,週末もなし。

もうヘトヘト。

今年は5月くらいからノンストップだし,いろいろ考えさせられる。

執筆は来年4月まで埋まっている。
校正は受けると思うけど,執筆はもうストップしようと思う。
いつもなら「たぶん大丈夫だろう」程度だと(断りベタなので)何でも受けてしまう性格だけれど,気分的に参ってしまった。もう少し余裕のある毎日を過ごしたい。
自由業って難しい。
自由なようで自由じゃないと思う。

幸いなことに,この状態が日本だったらとっくにストレスで体調をこわしているところだけれど,ここニュージーランドでは生き延びられる。

何度もしつこいようだけど,一歩外へ出ると,天気がよく,鳥が鳴いていて,屋外のカフェでは人々が笑顔でのんびりくつろいでいて,すれ違う住民が微笑んでくれて・・・。

DSC03356.JPG
歯医者の帰りに通った家。












さて,新刊が出ました。
書店で見かけたとか報告をいただいているのですが,実はわたし自身まだ手にしていません。
届けばすぐにブログをアップしようと思っているのですが,まだかな~。

来週,12/2~12/5までFijiです。
事情?により,夫は休暇ですが,わたしはついていってビーチで仕事です。
リゾート地に行ってまで仕事?!と言われそうですが,物書きっちゅうのは,環境が変わるほうがよかったりするんだよねぇ。一つの場所に閉じこもっているよりは,視野も広がるし。←強引?

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差し歯×2

またまた別の銀歯がとれたので歯医者へ。
前回からちょうど1年。
詰め物が銀色から白色にどんどんかわっていく。

「これはとても簡単です。」

・・・(ああ,よかった。)

「反対側の写真を撮らせてくださいね。」(2年前に撮ったきりだったので)

-「ええ,どうぞどうぞ。」←大ごとじゃなくてすっかり安心

普通の詰め物でも250ドル前後するので,大事だと困るのです。

寝たまま一瞬で写真を撮られる。(日本だと写真は別室だった)

【カシャ】

反対も

【カシャ】

先生はパソコンをちらちら見ながら,

「This is not good ... 」

-(えっ,もう見えてるの? ん? not goodって?)←すでに詰め物の治療で話せない

・・・・・治療が10分足らずで終わる・・・・・

「ちょっとこの写真を見てください。big problemです。」

反対側の上の歯3つに銀歯があるのですが,そのうち2つはブリッジ(2つの歯に銀歯がくっついて乗っている)状態。

なんと,その一番奥の歯に

BIG HOLE

が映っていた。


いやいや,歯に大きな穴があいている話はもうええで。←2001年のチャーチでの出来事を思い出す

「この2本を抜かなければなりません。」

-「はい? 完全にってこと?」(それって差し歯になるってこと?)

急なことなので混乱しました。
不運なことに,ブリッジされているので,2本とも抜かなければならないとのこと。

「ジャパニーズは時々これ(ブリッジ)をやるけど,ぼくたちはこれはしない。治療は1本ずつだ。」

・・・(そうかぁ。銀歯が1つずつだったら抜くのは1本でよかったのね…。)

「これは大変な治療です。すごく高いです。」

-「おいくらくらいなんでしょう?」

three thousand and six hundred dollars two thousand and six hundred dollars です。」←即答
(どうやらわたしの聞き間違い?!)

感覚では26万円なり。

-「お,お,おぅけい・・・。」

いまだ気持ちの整理もつかないまま,とりあえず発見してくれたことにお礼を述べ,帰宅。

治療は金曜日とあと1日で終わるそうだ。痛みもないとのこと。

しゃあない。


年末の日本帰国がさらに遠ざかった我が家です。

絵が超ヘタ~左脳派?右脳派?

絵が超~~~~ヘタ。

教材に入れるイラストの指示とか,だいたい文で書くんだけど,たまに「こんな感じで」と示すときがある。

自分の書いた絵で笑ってしまうわ。
イラストレーターさんは大爆笑しているかも。

そういえば,子どものとき,授業かテストで昆虫?に6本足の絵を描かされて,頭部と胴体部と尾部(?)からそれぞれ左右に3本ずつ出したってん。
虫が大嫌いだから観察したことないって言い訳にならん?
写真付きの理科の資料なんかぜったい開けへんし。

こんなに絵の才能がないって…。
でも母や叔母は絵の才能あるようだ。これが。

才能って努力しないで自然とできることなんだね。
母が俳画をやり始めたとき,手取り足取り教わるでもなく,練習するでもなく,見本を見たら苦もなくすらすら~って描けたんだって。

わたしとは仕事で左脳ばっかり使ってるみたいに思えるけど,母の家系はすごい右脳型。
少しはその血混じってるんかいな。

・・・と,ネットの診断テストをやってみた!(仕事逃げてる?!)

すると,左右のバランスがかなりいいと出た。ほ~。

別のサイトでは,インプットは右脳で,アウトプットは左脳を使うタイプらしい。
・・・『直感でとらえて論理的に表現、得する出世タイプ』
直感でとらえて論理的に表現,う~ん,あたってるわ・・・
表現が理論的すぎる自分がイヤになることは多々あるけど,直感・ひらめき・アイデアはもっと大事にしてる。

そんな話を母にすると,「ポンポン次から次にひらめく? それはうちの家系や」だって。
父はこれこそ勉強ができて経理やってた人だし論理的な人間だからね。
引退してもう何年かしらん,朝から晩まで百科事典並べてクロスワードやっているらしい。
わたしがバランスいい子ならいいけど?!

継続と完了

よい機会なのでもう一つ挙げたいと思います。

前回の「許可と依頼」の」記事で,
「文法の用法を区分けするのが大事なのではない」
と追記させていただきました(汗)。

同じことが現在完了にもあてはまります。

現在完了を「継続」「経験」「完了」「結果」のような用法に分けるのは,私たちがノンネイティブだからであって,あるいは,これが日本の英語教育での伝統的な教え方なのであって,実は母国話者の人たちはこんな区分けをしません。
ちょっと不都合なのは,用法間の差が微妙なことがあることです。

確か過去にも挙げたこの例。

Have you been to [tried] the new restaurant by the station?
は,「新しいレストランに行ったことがある?」なのか,「もう行った?」なのか。

この場合,newが若干のポイントになるわけですが,仮に会話でこう言うとほぼ後者のニュアンスです(yetはあまりつきません)。
文法的に経験か完了かを議論する価値のないパターンです。
どの用法かなどと考えずとも,「過去から今までの間に行ったのか行かなかったのか」が理解できれば,十分です。
このタイプは,文脈がなければ正しい訳を書くことの必要性もありません。


また,追記に英語は数学のようにA=B, B=Aではないとも書きました。
こんな例はどうか。

「経験用法」と一緒に使われる語句として,たいていonce, twice, many timesが挙げられます。

では,We've changed the plan many times. はどうなのか。

「計画を何度も変更したことがある」ではなく「(これまでに)何度も変更した」のはずです。

このように,A=Bという式が不都合を生むことを知っておかなければなりません。

今回は現在完了について触れましたが,指導書にも,「英語教育では,伝統的に現在完了の意味を分けて考えるが,基本は1つ。混乱を避けるためにこの分類をとっているが,この分け方は文脈に応じた訳し方の問題であって,英語そのものの問題ではない。…」というような記述があります。

まさにこの通りで,訳についても,「文脈に応じた」というのが大事だと思います。
文法教材などでは,文脈がないために確かにいろんな意味にもできるわけですが,最も自然な英文と最も自然な訳,双方がぴったり合う(ほかの意味の可能性はない)セットの例文を使いたい,というのがわたしのこだわりです。

依頼と許可

ついでにもう一つ挙げます。

中1です。

Can you ...? 「…してもらえますか」・・・依頼
Can I ...? 「…してもいいですか」・・・許可

これらを「式」として固執しているとやや不都合になる例を,以前の記事でも挙げました。

Can I carry your bag for you?

「許可」ではなく,「申し出」である,と述べました。
for you がキーワードです。「あなたのために(してあげましょうか)」ということです。

次に,

(電話で) Can I speak to Ken, please? はどうか。

これは中学では定型表現「ケン君はいますか,ケン君をお願いします」と覚えるので,文法は無関係なのですが,これも「ケンと話してもいいですか」という「許可」でも,「ケンと話すことができますか」という「可能性・能力」でもなく,「お願いできますか」という「依頼」です。

Can I see the dessert menu, please? も「依頼」です。
(=Can you show me the dessert  menu, please?)

そう,「依頼」なのは,pleaseがあるから!
Can I ..., please? で「依頼」ですね。


最後にもう一つ。

1.Can you play the piano?

2.Can you play the piano for me?

Can you ...?には,「~できますか」と「~してくれませんか」の意味があるわけですが,

1.はどちらもあり得ます。文脈がなければ能力のcanのイメージですが,文脈の中では「依頼」にもなり得るでしょう。
2.はほぼ「依頼」でしょう。for meがあるからです。

Can you ...?が「可能性・能力」ではなく,「依頼」であることを伝えるには,for meを加えたらいいだけです。

ここで,冒頭のfor youとこのfor meがつながってきました。
「利益」のforの威力です。

なお,学ぶ際に,文を「許可」だの「依頼」だの,区分けすることが大事だという意味ではありません。
上手な訳を書く必要もありません。
意味・ニュアンスがわかれば,文法の用法はどうでもいいものが多く存在します。

大事なことは,英語は,数学みたいに
A=B,B=A
ではないということを意識することですね。
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