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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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大阪人はすぐに値段を言う?

大阪弁ダイアローグ

「わあ,ええかばん持ってるやん」

「そうやろ? これ安かってん。3千円やで。見えへんやろ?」

「うそやん!」

大阪では,当たり前のような日常会話です。
よその人が聞いたら少し変かもしれません。

そう,かばんを褒めらたのに,なぜ値段を言う?

大阪人は,どうも,ものを安くで買ったことを自慢したがるようです。
そして,「~円もしなかった」とか曖昧でなく,覚えていたらストレートに値段を言うのも大阪人。
さらに,セール品だったなら,
「ほんまは1万円すんねんけどな」
とかモトの値段まで言いかねない。

また,聞かれた方だけでなく,褒めている人も大阪人だったら,いいかばんを見たときに,
いくらすんねやろ?
と心の中で思ってる可能性は大です。

これが例えば東京の人なら,いくらで買ったかは聞かれない限り自分からはあまり言わないでしょう。
ましてや,見た目にしては安かったなんて恥ずかしくて言わないでしょう。
中途半端な友人なら,いくらしたか聞かれたら逆に失礼だと思うかもしれません。

前回帰国時に,麻布十番で気に入ったかばんがあったので買って帰りました。
個人的にはブランドのバッグはあまり興味なく,その店のオリジナル商品でした。
先日,ニュージーランドで日本人のデザイナーにそのかばんがいいねと言われ,
「いいでしょう?」
と言って見せていたら,隣にいた神戸出身の旦那がすかさず,
「そんなに高くないしなあ」
と参加しました。
関西人ではないそのデザイナーの人は返事しなかったので,ああ,関西のノリや。
と思いました。

私もそのときは,
別にわざわざいわんでええのに…。
と思ったのですが,関西人の血筋には勝てませんわ。
神戸出身もそうなのだから,これは大阪人でけではなく関西人の傾向と言っていいでしょう。

こういうときは,安くで買ったことを自慢したいというよりは,かばんをいいと思われる=結構高いものと勘違いされるのを否定したい気持ちが大きかったのかも知れません。
相手は何とも思ってなくても。

ちなみに大阪人は,ブランドであろうとなかろうと,「バッグ」ではなく「かばん」という人が圧倒的に多いのもおもしろい。
えっ? 世代による?
わたしは,英語でbagを日本語に直すときは必ず「バッグ」ではなく「かばん」と訳します。
一種のこだわりかも。
「日本人としての誇り」というよりか「大阪人としての誇り」を大切にする今日この頃。
そう,藤本義一さんの著書にもあるように,大阪は日本国ではなく外国なのかもしれない。

大阪弁講座:
探偵ナイトスクープでもやってましたが,大阪弁の
「うそやん!」
は相手を信じていないという意味ではないので,関西以外の方は不快に思わないように注意。
一種の決まり文句で,「そ」にアクセントを置き,文尾は下降調子で読みます。
はい,発音してみましょう!
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