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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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領事館のパーティー行ってきました


いって参りました。

時:2008年12月5日(金)
時間:6:00pm~7:30pm
場所:岡部領事のご自宅レセプション会場
目的:日本国天皇誕生祝い
招待客数:勝手な予想で200名
来賓:オークランド市長初め,各国の領事さん,その他大勢

IMG_3293.JPG

パーティーはニュージーランド風で,広大なお庭にテントを張って,お食事はケイタリング。
この日は食事がメインじゃなかったみたいで,オードブルのような大皿を持ってスタッフが歩き回る感じでした。











そしてメインは,領事と来賓の方々のお祝いの言葉,日本とニュージーランドの友好関係のスピーチ,そして両国の国歌斉唱。
そのあと,また食事をつまみながら会話を楽しむ。

IMG_3296.JPG


弦の演奏もあり,その「絵」はイギリスの上流階級の社交場の雰囲気を体験させていただいた。













IMG_3295.JPG
公邸の中はやっぱり見ることができませんでした。
金色の菊花紋章が光る。
手前にToiletという看板があります。
はい,トイレは簡易式移動トイレです。
でも,いわゆるイベント会場の簡易トイレとひと味違う。















こんなパーティーに行くのは10年早いという感じで,そもそもわたしたちはあまり社交的なタイプではないのですが,それでもがんばって何人かの方とお話しました。

ちょっとはぐれてしまった夫は,ギリシャの領事にいきなり

「君のネクタイ,今日のパーティーの人の中でいちばんいいね。地味でもなく,主張しすぎず」

なんて話しかけられて,盛り上がったようです。
奥さんは日本人だったようです。

その間,わたしは…

パーティーはご近所の方々も招待されていて,その心遣いも感動しましたが(来客の駐車で迷惑かけるからかな?),そのうちの1人のおばあちゃんに話しかけられ,一般的な会話を楽しみました。
お偉い人じゃなくてよかった~~。と言っても,ご主人はニュージーランドで初の日本語教師とか。(わ~! このあたり,リスニング自信な~い)
彼女自身は学校の先生(の先生)をしているそうで,話も合いました。

話変わって,夫のお父さんからもらった「国家の品格」という本があります。
著者は藤原正彦という数学者なのですが,そのなかの一節を今日まさに体験しました。

夫の仕事のパートナー(ニュージーランド人)も来ていて,彼は日本での仕事の経験もあり,日本が大好きです。
わたしたちよりだいぶ若いにも関わらず,「村上春樹」「三島由紀夫」「夏目漱石」の本が好きだと言い,お母さんは三島由紀夫の本を全部持っていると言う。

「国家の品格」では,著者がケンブリッジ大学でフィールズ賞(数学のノーベル賞)を取ったある大教授と話したとき,

「夏目漱石の「こころ」の中の先生の自殺と,三島由紀夫の自殺とは何か関係があるのか」

という質問をかけられ,上手く答えられなかったことを悔やみ,その経験から,

「英語はたどたどしくても,なまっていてもよい。小学生は「英語」ではなく「国語」,とりわけ本を読むことが不可欠」

と真の国際人について語っている。

彼と話していて,「ああ,こういうことか」と思いました。

ニュージーランド大好きの日本人と,日本大好きのニュージーランド人が集まる,こんなすばらしい場に参加できて幸せでした。

来年もお呼ばれあるかな~。

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