ニュージーランドは,日本のような国民健康保険などありません。
自ら何かの保険に入らない限り病院に行けば毎回実費です。
我が家は比較的健康ですが,念のため,サザン・クロスというメジャーな保険に入っています。
組み方はそれぞれだと思いますが,GP以外の医療費,例えばスペシャリストでかかった費用や,検査,手術,入院などがカバーされるようにしています。
これでも,GPは実費なわけなので,病院は滅多なことじゃないと行けないと,自らの健康に気遣うようになるのは,よいシステムです。
今回,初めてこの保険会社にお世話になる事情ができて,これが億劫です。
とにかくマニュアルもややこしいし,(現地人の)Hさんと一緒にマニュアル読んでみるものの,
「1000ドル以上かかりそうな場合は,いかなるときも,必ず(must)事前に連絡しなければなりません」
ということは,今から行く病院にいくらかかるか聞くってこと?
などと,不明な点がいろいろあり…。
会社の指定するプロセスと少しでも違うとダメ,などの噂に怯えながら,でも保険がおりないと意味がないので,結局,電話して
「今度,スペシャリストに行って検査を受けるんですが,どうしたらいいですか?」
という質問をしなければならなかった…。
びぇ~~ん。
海外生活,避けられるものならいつまでも避けたい,この手の電話。
幸い?電話の相手は全く発音がわからないインド人とか,冷たい人ではなかったので,何とかその場は乗り越えたけど…。
病名とか保険の専門用語とか…,はぁ~。
ところで,
病院に行ったあと,インボイスと一緒に,特定の用紙に記入したものを保険会社に郵送するシステムのようですが,その記入用紙について,
「ホームページからダウンロードできますから」
って,これがニュージーランドの特色よねぇ。
だって,日本だったら,インターネットができることが前提で話は進めないでしょう。
その「ホームページ」によると,電話で言えば郵送してもらえるようだけど,いまどきネットができない(使えない)人はいない,という社会になっているのは,こんな小さな国にしては意外と思われるかも知れない。
ニュージーランド,ネットを使うシステムが異様に進んでいると感じることあり。
インターネット自体の速度,サービスの速さなどは聞かないで(笑)
例えば,有料の高速道路を通れば,あとでネットを通じて入金してください,って道路脇の看板にHPのアドレスがでっかく書かれていたり。
ネットを使わない人のために,途中に機械はあります。
いずれにしても料金所がないのですから,人件費削減になっているのかしら。
あるスーパーで会員になると,国内のどこの(同じ)スーパーで買い物しても,コンピュータがインプットして,それ以来そのスーパーの情報がメールで送られてくる,とか。
ネットショッピングじゃないですよ。
これもエフトポス(銀行カード)の力じゃないかな,と思います。
スーパーでエフトポスを使って買い物します。
しばらくしてネットバンキングの使用状況に反映されます。
これがめっちゃ早い。
すると,日常生活,どんなことが起こるか?
夫婦で同じ銀行口座を使う場合,各自エフトポスを持ちます。
夫が国内の出張に行きます。
ふと,ネットで残高・明細を見ます。
「さっき,どこどこの町の何というレストランで,いくら使ったでしょう?」
なんてわかるわけです。
恐ろしい?
かもね。
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