インターネットが発達している時代,「海外在住」もひと昔前まるで違います。
日本にいてもほとんどテレビ,ニュースを見ない人がいるわけで,海外にいる人のほうが日本の今をよく知っている,ってことは容易にあり得る時代。
わたしはITも疎いし,決してニュースにアンテナを張っているほうじゃないけど,いくつか例を挙げてみる。
1.
わたしは1日のほとんどをPCと向き合っている生活なわけですが,画面右に日本のニュースが常にアップデートされます。
チャーチの地震の時,ここのニュースはそれ一色でしたが,日本の大地震の瞬間からすべてそちらに移行。
その瞬間を実感しました。
数週間,ほぼ100%そのニュースが流れていたので,日夜,PCに向かっている間は常に最新の情報を横目でチェックしていました。
2.ロケフリ
日本のテレビをオンタイムで見られる優れもの。(販売中止になったらしい・・・)
ベース本体が夫の実家神戸にあるので,番組は関西です。
ここニュージーランドでリモコンを動かせば日本の機械を操作できるんです。
普段は,主に録画したビデオを見るのに利用していましたが,震災の時はライブを見るのにフル活用でした。
ご飯を食べるときは常に日本のテレビを見ていたので,ある意味,昼間,会社通勤している人よりも生の情報を見ていた状態です。
しかも,時差が日本より先行しているので,こちらの朝一でテレビを付けると,日本は朝の4時とか。
その時間帯のニュースを見るということは,前夜や夜中に起こった出来事を,日本の人たちが朝起きて初めて知るより先に知っている,という状況です。
3.ラジオ
仕事中,音楽を聞きたい気分の時は,iTunesのラジオでクラシックかジャズを流しています。
いずれもアメリカのラジオなので,コマーシャルの時はアメリカのニュースが流れることになります。
アメリカ国内の出来事はほとんど聞いていないけど,今でも,日本の放射能や余震のニュースが流れています。
あまり詳しくないわたしでさえもこんな感じなので,インターネットを最大限に利用している人はもっとすごいに違いない。
第一,わたしは携帯を使わないんです。
緊急用としてだけ,プリペイが存在しています。
携帯でインターネットはわたしには無理。。
問題は何だろう?
インターネットすら何かよくわかっていないわたしの親からしたら,いまだに
娘が海外に行ってしまった=日本を忘れてしまう=ニュージーランド人になってしまう
といった式が頭から離れません。
特に,20年以上前にアメリカに旅立った姉がいるので・・・
その頃とは全然ちがうんやでって,説得するんだけど,やっぱり難しい。
いかに日本的な生活をしていることか。
昨夜,母親から電話があって,夫が大阪の橋本さんの話をしたら「うちらよりよー知ってる!」って感激したらしい。
だいぶ安心したみたい。
逆に,日本が身近すぎて,懐かしいという気持ちがさっぱり湧かない。
もしかして,これが問題?
仕事もオール日本だし。
そう。
日本を出た=日本を捨てた の式だけは違う。
今も(これからも)日本のために仕事をしている。
はぁ,やっぱり時々日本に帰らないと・・・
とは思うけど,なかなか。。