ニュージーランドでは,赤ちゃんの寝かしつけ方はこんな風にアドバイスされます。
日本では赤ちゃん専用の部屋に赤ちゃん専用のベッドを使う人は多くないかもしれないですが,ニュージーランドはその環境が前提で話が進みます。
まず,起きている赤ちゃんに「疲れたサイン」が出たら,ラッピング(おくるみ)して,ベッドに戻すようにしましょう。
疲れたサインは「泣く」前の,手足バタバタ,目の動きなどいくつかあります。
これを見逃すとovertired(疲れすぎ)になって,おさめるのが大変になるので,要注意。
ベッドに置いて,目が開いている間に(泣いていても)部屋を出る。
部屋を出るときは「また来るからね~」などと(小声で)言って安心させる。
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まだ泣いている場合は,5分後に部屋に入って「大丈夫よ~」と知らせに行く。
具体的にはロッキング(ベッドを揺らすこと)やパッティング(体をポンポンと優しくたたく)。
ベッドから取り上げて抱っことかしない。ただし,ウンチやゲップは別。
暑くて泣いている場合もあるので,首の後ろに指を入れて汗をかいていないかもチェック。
ポイントは,「大丈夫よ~」と部屋にいる時間は数分のみ。また,話しかけるのは最小限に。
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さらに泣き続けている場合,これを,5分後,10分後…と定期的に繰り返す(徐々に時間を広げる)。
これを2週間くらい訓練すると,ベッドに置いても自分で寝られるようになる!
※赤ちゃんは自分の寝た場所と違う場所で起きるとパニックになって泣くという理論があるようで,腕の中で揺ら揺らして,眠ったらそ~っと置く,というやり方ではなく,常にベッドの中で眠るようにするという訳です。
また,独りで寝られるようにするには,起きている間にその場を離れるのがポイント。目が覚めたときに「眠ったときはお母さんが隣にいたのに~」という状況を避けるためと思われます。
このしつけは生後4週くらいから開始だったかな。わたしが知ったときはすでに2ヶ月でしたが,がんばりました!
およそうまくいっています。
次に特に昼寝によくあること。
赤ちゃんの睡眠は45分サイクルで,深い眠りと浅い眠り(レム睡眠)を繰り返す。
そこで,眠ったあと,レム睡眠に入ったときに赤ちゃんが起きてしまうことがよくある。
つまり,せっかく寝ても,45分で起きてしまう事態(泣)
そのときの「再び眠りに戻させるテクニック」はこんな感じです。
45分後に起きてもしばらく放っておく。
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基本的には上の訓練をしていたら,起きてもパニックにならずに独りでまた眠りに戻れるはず。
しかし。
10~15分経っても泣いている場合は部屋に入って,オムツ,暑すぎないかなどを確認。
問題なければベッドをロッキング。
ベッドにキャスターがついていなければ「シー」と(結構強めに)言いながら,泣き声と同じテンポで体を揺らす。
このときのポイントは,話しかけず,目も合わさない。
(独りで眠りに戻れた,と思わせるため)
ビデオでレム睡眠を見たことあるのですが,目が開いているのに,泣いているのに本当に睡眠中なんですよね。びっくりでした。知らずにあの状況を見たら,誰だって完全に起きていると勘違いして拾い上げてしまうと思います(笑)
これら「寝かしつけ方」(settling)は,わたしがいつも見ているオーストラリアのBaby centerというメルマガにもほぼ同じことが書いてあったので,他の国も同じようにしつけるのかもわかりませんが,ニュージーランドで指導されるのはこんな感じですw
うちは,ここ1週間ほど前からレム睡眠で起きることが多くなり,再びの睡眠テクニックはまだうまくいっていません(泣)
睡眠・授乳サイクルは,月齢によって違いますが,3ヶ月検診のときは,昼間は,起きている時間-1時間半,睡眠-1時間半というサイクルの目安を聞かされました。この時間も情報によっていろいろのようです。
p.s.
新ブログ「使える英語のツボ」に新記事「any/someの不自然な訳」を投稿しました。
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