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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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スピーキングのレッスン

Hさんにスピーキングのレッスンを時々お願いすることにしました。
 
資格試験のスピーキング・テストで言えば,スピーキング能力にはaccuracyやfluencyなど,評価項目はいくつかあります。

さすがにそろそろfluencyを何とかせねばと…。
 
日常会話や仕事の話の最中には,だれもスピーキングなんか指摘してくれません。
スピーキングに集中した個人指導を受けることは移住当初から必要だとは思っていたのですが,2年半もかかってしまった。
 
レッスンのきっかけは,Hさんとの会話中,初めてわたしの言う単語が通じなかった。

「global」

原因は2つのlとb。
 
ふだんから「lとr」,「bとv」なんて上手く発音していません。
基本的に,発音よりも話す内容が重要だという考えであることと,実際の会話の場面では,たとえlとr,bとvの発音を間違っても,(正しい)文脈があるので,たいがい通じるものです。

が…,今回は文脈があっても通じなかった例ですね(泣)
 


fluencyとひと言で言っても,発音,アクセント,強勢,イントネーションなど要素はたくさんあり,全部同じくらい大事。
 
ひとまずわたしがリクエストした方法は,ダイアログの音読をHさんと一緒に行ってもらうこと。
 
素材には,対話が長い点と,中学レベルである点から,ケンブリッジ英検の一番易しい級(KET)のリスニングスクリプトを選びました。
 
と,張り切ったものの…レッスン1回目にして肩をがっくり落とすことに。
 


最初の壁は音の連結・脱落です。
 
↓会話の最後
A: Did you buy a short white T-shirt like mine?
B: Well, I bought a long white one. I’ll wear it more often than a short one.
 
このI’ll wear it more often than a short one.に連結・脱落が3箇所もあって,こんな短い1センテンスがまともに(流暢に)言えない自分がいた。
 


結局,自分の話す英語が通じているのは,所詮,語法・文法がGoodだから。
要するに,accuracyはまあまあ良くても,1語1語発音しているので

「通じるが流暢ではない英語」

だということ。
 

「Could you」(連結)
「I don’t know」(tの脱落)
のような定型表現の連結・脱落は無意識にこなしていても,あらゆる文で連結・脱落が自然にできる能力が全くなく,その練習すらしたことがないことを痛感させられました。
 

理屈では本にもあるんです。(わたし自身も書きますが)
語尾のtやdは脱落しやすいとか,冠詞や関係詞,代名詞ははっきり聞こえないとか。

要は,本に書いてあることを実践でどれだけ活用できているかってことなんでしょうね。
例えば,「it」を聞こえにくい単語と言ってしまってよいのか。文頭(主語)にも来ますし。

前回のレッスンから。
It gives you four photos for three pounds. → Itのtが脱落。
 
 
何度も言いますが,わたしも所詮,読み書きばかりしてきた日本人の典型です。
逆に言うと,スピーキングで自然に連結・脱落ができたらリスニング能力も同等にあるはずですよね。
頭(理屈)ではずっとわかっていることなのですが…。
 
これだからわたしは「読む・書く」と「聞く・話す」は別言語だ,くらいの気持ちで主張し続けているんですよねぇ。
 
いずれにしろ,このまま発音を矯正してリスニング能力の伸びを見てみよう!!
 
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