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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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ニュージーランド交響楽団のコンサートに行くの巻

今夜,や~~っと,ニュージーランド交響楽団(NZSO)の演奏会に行ってきました。
国内ナンバーワンで(と言ってもオケは3つしかないらしい…),首都ウェリントンが本拠地です。

ニュージーランドのオケはマーラーよりエルガーと聞いていたので,どんな感じかわくわくして行きましたが,よかったです~~。

やっぱりオケの生演奏はいいですね。
うまいとかヘタとかよりも,演奏者や指揮者の表情がいい!
何というか,ねじれて絡まったひもをゆるめてくれるような,心休まる,そして贅沢な,優雅なひとときです。

今回は特別なツアーで国内5か所を周り,今日と明日がオークランドでした。
海外から,指揮者とトロンボーン奏者が来て,Town Hallはほぼ満席でした。

曲目は:
ベルリオーズ ローマの謝肉祭
トロンボーン奏者ソロが2曲
ドボルザーク 8番

ローマの謝肉祭とドボルザーク8番は,どちらも学生自分に(吹奏楽で)思い出のある曲です。
ドボルザークの方は,4楽章が(昭和時代ですが)コンクールで流行ったのですが,わたしは1楽章に思い出があります。

いつものように,昨夜はCDで予習していきました。

わたし個人はこの2曲を目当てに行ったのですが,盛り上がったのはトロンボーン奏者。

DSCF1975.JPG
このパンフの表紙がそのゲストの「クリスチャン・リンドバーグ」というトロンボーン奏者です。
いやあ,すごかったですよ。

世界で珍しいフルでソロ活動している奏者らしいですが,技術はもちろん,パフォーマンスがすごかった。
ジャズ奏法も混じっていますね。
このパンフによると,日本では読売オーケストラとやっている(OR今から)ようです。


そして,指揮者もすごかった。
ハンヌ・リントゥという人で,パンフによると,日本では今年か来年東京デビューと書いてあります。
顔も動きもロボットみたいで,今まで見てきた指揮者と比べて,とても変わった感じの印象です。
席が前から2列目で,ステージかぶりつきだったのですが,曲が終わってお辞儀ひとつ見ても,天才系「変人」だと思いました。

わたしはオケを見るときは,70%近く指揮者を見ます。
ここだけの話,男に生まれたら,もしくは生まれ変わったら,絶対に指揮者になる,と。
昔からずっとそう思っています。
ストラビンスキーの「春の祭典」という曲があるのですが,そのフルスコアを買って,聴きながら楽譜を追うのが趣味だったりもします。(どういう意味か…わかる人はわかりますよね)

音楽は兄や姉の影響は確かにあるでしょう。

兄は学生時代指揮者で,作曲もしていました。
今では数学者である彼は当時も意味がわからない現代音楽を作曲して,大学の吹奏楽団で自分の曲を演奏していました。

姉はバリバリロックのベースギターで(当時ヘビメタ全盛期?),国内からその年1人だけ受かって,ボストンのバークリー音大に行った人です。もうかれこれ22年くらい前の話ですが。

そしてわたしは?
は~~。またしても何も話題なし。
何やっても中途半端。
上2人が目立ちすぎて,わたしはいつも茅の外。
末っ子ってこんなものかなあ。。。

話戻って…,
NZSOのコントラバスのリーダーは日本人で,元N響の池松さんという方です。

東京にいたときもたまにひとりでオケを見に行っていましたが,やっぱりCDだけではダメです。
たまには見に行かないと。
CDで何度も聞いたことのある曲でも,生の演奏を聴くと,
「えっ? そこそんな音あったの?」
「えっ? 裏でそんなことしてたの?」
という発見がおもしろい。

海外では,ボストンで小澤征爾を,ニューヨークはカーネギーでニューヨークフィルを見に行ったことがありますが,残念ながら,ヨーロッパでは一度もなし。
ストリートパフォーマンスのバイオリン程度…。
いかん! いつかは実現したい。欧州でのオケ鑑賞。
でも,旦那を説得せねば…!?
えっ? 年始のウィーンフィルなら興味ある?
それは無理やろう?
確かにあの巨大倉庫には行ってみたいけど。
っていうか,あれってそんな簡単に一般人入れるの?
入れてもいちばん後ろで,奏者は豆粒ちゃう?

ついついマニアックな話が長くってもうた。
今回は前から2列目で,はっきり言って,木管もホルンもパーカッションも全く見えなかったので(おかげで指揮者を見るのは楽しかったですが),今度はいい席でちゃんと見るぞ~。
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