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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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2冊、無事脱稿。

気がつけば、9月まるまる日記を書かなかったわん。
まあ、そういう時期もあるさ。

先月は中国人カップルの結婚式に行ったり、プライベートでは少しだけイベントがありました。
先週くらいからようやく暖かくなってきたオークランドです。
雨も降らなくなったし、これからどんどんよい気候です。

前回の日記で書いた書籍Aは、無事9/16に脱稿しました。
出版社に送っただけで、入稿はまだまだ先なのですが、刊行はどうやら来年の春ごろですね。
久々に1年がかりの長丁場ですが、出版社さんもわたしもかなり気合いが入っているので、最後までがんばります。

そして、書籍Bもようやく本日脱稿しました!

DSC03079.JPG
今回は久々にB5サイズで出力してみた。











内容をひと言で言うと、昨年旺文社さんで書かせていただいた教材、「すっきりわかる中学英語長文」の大人版です。
これは、わたくし自身が編み出した3ステップ式の学習法を有り難く採用いただいたものですが、その大人版も実現できるとは、こんな嬉しいことはありません。

本書はリスニングとリーディングを含めた問題集になります。
詳しい内容は発売の頃改めて書きます。

てな感じで、肩の荷が少し降りたも~です。
少し一息つきたいと思います。
と言っても明日1日だけかな。
今月は本業の(?)中学英語にどっぷり浸かります。

読点が「、」の間は学参以外の仕事が忙しい時、「,」の間は学参が忙しい時。
月曜日から当分「,」だな。そんな情報いらんて(笑)

おまけ。
ニュージーランドは桜の季節です。

DSC03076.JPG
Hさんちの裏庭のプラムツリー。
もう満開は過ぎてしまいました。














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2冊の執筆の近況

うほー。
気づいたら1か月近くもブログを放ってました。
心配くださっている方々、何とか生きてます。

いまだ2冊の本の執筆に没頭中です。

書籍Aは、無事7月中にひと通り書き終えて、現在推敲中、9月半ばに脱稿予定です。

今日は、ちょっとだけこの本の内容を紹介したいと思います!

書籍Aはなんと、

オールイングリッシュ!

本編でこの分量です。フ~ッ。

DSCF2746.JPG












DSCF2747.JPG













ひと言で言えば、

英単語集と英英辞典をミックス

した本です。ユニット構成で、設問付き。

レベル: lower-intermediate & intermediate (中級、高校レベル、英検準2級~2級、TOEIC600以下)

目的:

英単語を英語で覚える

本書を終える頃には、市販の英英辞典が難なく使えることを目指しています。

特徴: 定義や例文、読解用素材文など、すべてシンプルな語彙で書いてあること、そして、英語で書かれた米英の単語集や辞書、教材と違って、日本人を対象に書いてあることです。
 
今回は内容がオール英語なので、ネイティブスタッフのみなさんにだいぶお世話になっています。
本書は今のところ本編だけで220ページですが、辞書を執筆する人や編集する人って本当にすごいな~と実感します。でも一方で、わたしはやっぱりこういうのが向いているかも、と思ったりw

難関(やりがい)の一つは、まさに認知語彙(読める語)と表現語彙(使える語)の観点で、要するに、多くの人がそうだと思うのですが、普段よく見る(読む)んだけど案外使わない(書かない、口に出さない)という単語があることですね。

意外な面としては、英語だけで本を書くのはそれほど苦労がないことに気づきました。
もちろん、数年前の自分には英語で本が書けるとは想像もつかなかったですが。

逆に、日英チャンポンの教材を書くほうが時に面倒があることに気づきはじめました。
「ああ、この単語、この表現を日本語で解説するのは遠回りだな・・・」とか。

書籍Aの過程ではいろんな発見があり、今後の活動に役立てて行きたいと思います。


さて、この書籍Aの推敲の間、書籍Bの原稿も、現在3分の1ほどまで進みました。
全然性質の異なる本なのでまたこれも楽しんでいます。
こちらは9月末に脱稿予定です。
脱稿の頃にはまた内容をちょっとだけお知らせしたいと思います。

ってな感じのこの頃なので、9月いっぱいは必死であり・・・。
10月以降(実際仕事はたんとあるんだけど)、

自分しかいない

プレッシャーから少し逃れて、心身共に余裕のある生活ができればな、と思います。

その頃はオークランドもよい季節になることでしょう。
 

永住権(無期限)&シドニー2泊

なんだかバタバタしているうちに,気がついたら永住権が確定(無期限化)していました!

ということは,永住権を取得してから,もう2年経ったということです・・・。

ニュージーランドは,永住権を取得してから,2年のうち半分以上をNZ国内で過ごさないと永住権が無効になるシステムです。
(今後また変わるそうですが)

パスポートで言うと,
Returning Resident's Visa
のページの,
Must not arrive after: 14/Jul/2010が,

Indefinite

に変わった瞬間です!

これで,何年,日本や別の国に住もうと,いつでもNZに帰ってこられる訳です。Yay!!

DSC02904.JPG














さて。

永住権とは全く関係ないのですが,所用で土曜日から2泊,シドニーに行ってました。

DSC02871.JPG
曇りで残念ですが,飛行機の中から。
ハーバーブリッジ&オペラハウス










オークランド・シドニー間は飛行機で3時間(時差は2時間),時間的にも旅費的にも,大阪から東京に行く感覚?です。

当初,ニュージーランドに移住したらいつでもオーストラリアに行けるわぁ,と言いつつ,結局,移住後,これが初めて。
オーストラリアは2004~2005年にかけて1か月間旅行したことがあり,シドニーは今回2回目です。

前回気づかなかったけど,ニュージーと同じ系列のお店がたくさんあって,郊外の雰囲気は意外と似ている。
一番の大きな違いは,電車があることかな。
電車に乗って住宅街も少し見たけど,駅近のマンション群やショッピング街は,日本の街とすごくかぶる。
地下鉄の雰囲気はアメリカの都市にすごくかぶる。
シティの地下街なんかも,ここは梅田?という錯覚に陥る次第。

事情により,たった2日強の滞在でしたが,日本在住で行くシドニーと,オークランド在住で行くシドニーの印象がこんなにも違うのか,と感じました。
人口は430万人ほどで,日本で2番目に人口が多い都市,横浜市,よりやや大きめ。
でも,人が多すぎて息苦しいとか,騒音・空気の悪さなどは全然感じなかった。

今回のシドニーはすごいイメージアップだった。
なんせ,美味しいものもたくさん食べたし!!


あと,やっぱり,シドニーは日本人が多いんでしょう。
日本語の情報誌も手に入れましたが,何でも日本語で生活できそうな感じ。
日本人のマッサージに電話したらいきなり日本語だったし・・・

昔兄の家族がロスに住んでいたときに,分厚い日本人用タウンページを見せてもらったときのカルチャーショックを思い出しました。
地元タウンページの日本語版ではなく,日本人関係の情報誌,日系企業とか,和食レストランとか,日本語が通じる○○とか,日本のタウンページより分厚かった気がする。

日本人が多い都市がいいかどうかは,今の自分にはよくわかりません。
どんな都市でも一長一短だと思いますし。
無い物ねだりの堂々巡りです。


紀伊国屋に行きました。
床面積が南半球で最大らしい。

もちろん,Languageコーナーと,日本書籍セクションの語学コーナーをチェック。

自分で写真を載せるのもなんですが,「ベストセラー書」の棚に・・・

ce61bc2b.jpeg

感激^^











わたし自身,「ベストセラー」の定義はよくわかっていないのですが・・・。

関係詞制限用法vs.非制限用法とa/theの関係(長いです)

久しぶりに高校レベルのネタです。

まず,よくある制限用法vs.非制限用法の解説です。
 
① I have a sister who lives in LA.
② I have a sister, who lives in LA.
 
①は,私にはロスに住む姉[妹]が1人いることを表し,ほかにも姉妹がいるかも知れない。
一方,②は,私には姉[妹]は1人しかおらず,その彼女はロスに住んでいることを表す。

このルールをさらにかみ砕いてみます。
 
「制限用法」(限定用法)は文字通り,関係詞以下の内容が先行詞を「制限」(限定)しています。
関係詞以下がなかったら,文は完結しません(前半の意味も変わる)。

「非制限用法」(継続用法)では,コンマの前で一旦文が完結します。
関係詞以下はあくまで付け足し(継続)です。関係詞以下がなくても前半の意味に影響しません
② = I have a sister. She lives in LA.と同意です。
 
では,先行詞が定冠詞 the の場合を考えます。(以下,「魔法の英文法」で書ききれなかった内容)
 
③ I went to the movie theater on 3rd Street that shows 3-D movies.
④ I went to the movie theater on 3rd Street, which shows 3-D movies.
 
①②と同様,③は,3番街にいくつかあるうちの特定の映画館に行ったことを表す。
一方,④は,コンマを置いて文を一旦完結させています。
すなわち,I went to the movie theater on 3rd Streetですから,映画館は3番街に1つしかないことを表しています。

さらに,1つしかないのですから,
×I went to a movie theater on 3rd Street, which shows 3-D movies.
と言えない理由の裏付けになります。(下記も参照)
 
もう少し a/the を見てみます。
 
⑤I bought a book (that) she wrote. 「私は彼女が書いた本を買った」

・・・a bookですから,彼女はこれまでも何冊か書き,その中の1冊を買ったことを示唆しています。
 
⑥I went to the café where Kate works. 「私はケイトが働くカフェに行きました」

・・・もし,ケイトが複数のカフェで働いていたら,the caféとはなりません。
 

a/the について,関係詞を使わない文でも考え方は同様です。
 
英検3級 2010-1 リスニングNo.26 より。
 
Becky wants to be an artist in the future. Next month, the art museum in her town will have a big art contest. . . .
 
2文目のthe art museum in her townに着目します。
the なのですから,彼女の町には美術館は1つしかないことを示唆しています。
日本語訳も,1つしかないことを表すには,「彼女の町にある美術館」よりも,ストレートに「彼女の町の美術館」が近いです。

もし,町に2つ以上あるならば,one of the art museums in her townとか,Next month, a big art contest will be held at an art museum in her townなどの可能性があります。
 
 
以下,制限用法vs.非制限用法に関するネイティブの解説を掲載させていただきます。
 
※違いはコンマの有無だけではない。
Note: The difference between the two (制限用法と非制限用法) isn’t only whether there is a comma or not. . . .
 
The difference is, as I mentioned before, whether or not the information in the relative clause is "necessary" or "very important" to the meaning of the statement.
 
Explaining the difference between "restrictive" and "non-restrictive" is difficult because it is not always clear whether the information is "necessary" or "important". Whoever writes the sentence has to decide that.
 
A pretty good explanation of the difference is at:
It explains how to use commas. (Note: many native speakers have trouble using these commas correctly!)
So actually, the difference is not only whether there is a comma or not.
 
※制限用法ではwhichよりもthatを選べ。(下記参照)
※非制限用法ではthatよりもwhichを選べ。(thatは不可)
Normally, the simple rules are:
1. If the clause is restrictive, choose "that" over "which" (about a 99% rule), and don't set the clause off with commas.
2. If the clause is nonrestrictive, choose "which" over "that" and do set the clause off with commas.**
** The relative pronoun "who" can govern both restrictive and nonrestrictive relative clauses.
 
Here are some good (○)and awkward (×)examples:
 
Using one comma (not common)
○ I went to a movie theater that shows 3-D movies. (restrictive)
× I went to a movie theater, that shows 3-D movies.
○ I went to a movie theater which shows 3-D movies. (restrictive, maybe)
× I went to a movie theater, which shows 3-D movies.
○ I went to the movie theater on 3rd Street, which shows 3-D movies. (unrestrictive)
(meaning = I went to the movie theater on 3rd Street . . . and by the way, it shows 3-D movies.)
○ I went to the movie theater on 3rd Street that shows 3-D movies. (restrictive)
(meaning = I went to the movie theater on 3rd Street, the particular one (out of several movie theaters on 3rd Street) that shows 3-D movies.)
 
Using two commas (more common):
○ The movie theater on 3rd Street, which shows 3-D movies, is my favorite. (unrestrictive)
○ The movie theater on 3rd Street which shows 3-D movies is my favorite. (unrestrictive, maybe)
○ The movie theater on 3rd Street that shows 3-D movies is my favorite. (restrictive)
× The movie theater on 3rd Street, that shows 3-D movies, is my favorite.
 
These should have two commas:
× The movie theater on 3rd Street which shows 3-D movies, is my favorite.
× The movie theater on 3rd Street, which shows 3-D movies is my favorite.
 
 
最後に,上記の

「制限用法ではwhichよりもthat」

という傾向について,わたし個人の追加的な解釈です(魔法の英文法にも記載)。
 
③ I went to the movie theater on 3rd Street that shows 3-D movies.
④ I went to the movie theater on 3rd Street, which shows 3-D movies.

について,③の
文では,thatの代わりにwhichを使うことも可能ですが,コンマの有無だけでは違いが曖昧になります。
すなわち,意味が全く異なるにもかかわらず,
③ I went to the movie theater on 3rd Street which shows 3-D movies.
④ I went to the movie theater on 3rd Street, which shows 3-D movies.
この2文の違いはコンマのみになります。

特に,会話ではコンマは発音されませんので,そういう意味でも,(両者の違いがわかりやすいように,ネイティブは無意識に)制限用法ではwhichではなくthatが使われやすいのかもしれません。
すなわち,非制限用法ではthatは使えないので,thatを使うと必然的に制限用法となる。
 
 

姉との電話で耳を疑う

姉と姉の下の子が,サンフランシスコから1,2週間日本に帰国していたらしい。

実家から電話をもらって,久しぶりに話しました。

最後に会ったのはもう5年くらい前になるでしょうか。
最後に電話したのは前の家からなので,1年以上経つのか・・・。

わたし 「下の子,調子はどうなん」 (下の男の子は10歳で上はもう大学生・・・)

姉 「まだ身体が弱いね」

わたし 「でも,学校の体育の授業ができないとか,そういうことはないんやろ?」

姉 「体育がないのよね」

わたし 「へ?」

姉 「この不況で,学校は国語と算数しかない。(教師を雇うお金がない。)日本は平和だねぇ」


わたし 「・・・」


うーーん,アメリカ…。

そこ,削りますかぁ。
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