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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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我が家の日本のお菓子騒動

ときどきネットで本とか日用品を注文して日本の実家に送り,それをまとめて母にNZへ送ってもらいます。

たいてい

「隙間にお菓子詰めといてね」

と頼みます。

でも,これまで,おかきを頼んでも,私の好みじゃないものだったり,チョコレートを頼めば,わざわざ高級な割りチョコを注文して送ってきたり…。

「いやいや,コンビニとかで買える,ふつーのチョコでええねん」

と思いつつ・・・,娘の欲しいものと,親が送ったら喜ぶだろうと思うものと,なかなか一致しないんのよね~。

ちなみに,10年以上前,アメリカに住む姉が,送って欲しいものとして「栗」を言ったことがある。
まず,思い浮かばん!


そして,今回は,

「ブルボン入れといて。スーパーに売ってるやろ?」

と,指定した。

ブルボンなら,母もわかるし,ハズレもないし!


土曜日,荷物が届いた。

ブルボン,4種類も入ってた!!


すると今度は旦那と取り合いに・・・。

馬鹿馬鹿しいけど,日本のお菓子の貴重さは海外生活しないとわからんもんやわ~。
(現地でも買えるけど,びっくりするほどの高いお金を払ってまで買わないのが現状)


さて,母に荷物が届いたお礼の電話を入れた。

わたし 「ブルボンありがとう。大変や。取り合いで。」


母 「へっ? ネコと?」


なんでネコとお菓子の取り合いすんねん!

天然ボケ健在の母であった。
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中学英語の落とし穴(新シリーズ)

新シリーズを立ち上げます。

シリーズ名は
「中学英語の間違い」
「中学英語を斬る」
「おかしな中学英語の伝統」
「さらば,日本的な中学英語」
「これでいいのか,中学英語」
「ここがヘンだよ中学英語」
「中学英語の呪い」
などなど,何でもよかったのですが,ひとまず,日々中学英語教育に携わる中で気になる点をココにまとめていきます。

注意:本シリーズの目的は教科書や辞書の内容を批判するものではありません。
伝統的におかしな中学英語を取り上げ,考えるという主旨です。
なお,ココに載せる事項は自分一人で収めず,ふだんから各クライアントや自分自身の本を通じてアウトプットしています。

最初は,以前にも書いたコレから。

<その1>
中学1年の教科書本文(巻末リストではなく)で出てくるhelloには,oにアクセントがついている。

authenticな英語において,eにアクセントがあるhelloも知ろう。


<その2>

「~と話す」=talk with ~ / talk to ~=「~に話しかける」

で定着してしまっている人が多い。

(参考:talk to~が載っているのは,開隆堂2090,学図2012,教出1084)

例えば,

Can I talk to you now?
I need to talk to you about your son.
If you are interested, please talk to Mr. Brown.
Do you know tha boy John is talking to?

以上,すべてtalk withではなくtalk toが自然な文です。

高校入試をよく見ている人は,talk withよりもtalk toのほうが多いことに気づくかも知れない。


そして…

「talk toはイギリス英語なのでtalk withにしてください。(教材はアメリカ英語なので)」

なんていうナンセンスな指摘が入ることもある。

試しに英和をいくつか見てみると,確かにそう書いてある。
しかし,そうではない。

上記のような英文を見て分かる通り,そんな簡単なルールではない。
実際,試しにジーニアス英和の
「〈人が〉〔人と〕話す,相談する」
の項目の用例にはtalk withはない。

(以下,用例の一部)

Do you know who you are talking to?
It's been fun talking to you.
If you need someone to talk to, I'm always available.

【ポイント】
辞書に載っている解説は適切に解釈すべし。

オークランドの週末!?


たとえば,ここオークランドの週末はこんな感じで違和感ない。

(朝)
インド人がやっているデリへ新聞を買いに行く。
隣のフィンランド人に朝の挨拶。

テレビでAntique Roadshow(イギリスの番組)を見る。

(午後)
車で外出

家の前のイギリス人に挨拶。
中国人がやっているレストランでランチ。
中国人がやっているスーパーで買い物。
モールで中国人のマッサージ。
近所のスーパーに行き,レジは中国人。

帰宅
(夜)

隣のイギリス人一家がバーベキューで賑わっている。
テレビでAmerican idol(アメリカの番組)を見る。

幻の企画を思い出す。

急に思い出した。

2年前の秋に,ある教材の企画を考え,サンプル原稿まで作ったけど,いろんな理由で見送ったものがありました。
せっかくなので,載せてみようと思いました。

注:初級者用です。


以下,サンプル原稿(の一部)。

1ページ目省略
(対話のイメージイラストなど)

2ページ目以降

Let’s answer the questions!
問1 男性はレストランの庭でピクニックをするためには何が必要と言っていますか。 
問2 男女はそれぞれ何を注文しましたか。
問3 女性はアンティークショーでは何が見られると言っていますか。次から全部選んでください。
  ア 車  イ 家具  ウ 衣類  エ 食器  オ 宝飾品
問4 対話の内容と合うものには○,合わないものには×を書いてください。
1 女性はレイチェルをアンティークショーに誘いたいと思っている。
2 男性は「アンティーク」と「セカンドハンド」の違いがよくわかっていない。
3 女性は,アンティークは見る目が必要だと言っている。



Check the script!
 
Woman:     Nice place, isn’t it? How about we sit here?
Man:          Sure.
 
 
Man:          Pass me your bag and I’ll put it here.
Woman: Thanks.    Such a wonderful view. I’m glad it cleared up today.
Man:      Yes. I heard that we can have a picnic here if we reserve lunch boxes.
Woman: Oh, I’d like that. But maybe when it’s warmer.
Man:      Yeah.   So. Would you like to get something to eat?
Woman: Well, ... I’m not very hungry. Just tea for me. What about you?
Man:      I’m not either, but I’ll grab a bite here before we start driving again.
Woman:   OK.   So. About tomorrow, Rachael invited us to an antique show. What do you think?
Man:         What? Antique show? I don’t need any old junk.
Woman:   Antiques aren’t junk. It’s not a second-hand shop. Antiques are more valuable. Rachael said that there’ll be lots of tableware and furniture at the show.
Man:         I still don’t understand the difference.
Woman:   Antiques are at least a hundred years old. But you know, there are things that are a hundred years old without much value ...
Waiter:    May I take your order, sir?
Woman:   Yes, could I have an earl grey, please?
Waiter:    Which would you like, ma’am?
Woman:   Which? Where does it ...... oh, here ... well ..., you do have a good selection.    Let me see ... I’ll try this one, earl grey cream.
Waiter: Certainly. And what would you like, sir?
Man:      I’ll have a latte and a sco …
(drops a plate, making a loud breaking sound)
Waiter: Sorry. Oh, so ... uh ... earl grey cream, latte ... and ...
Man:      Two scones.
Waiter: Yes, two scones. Anything else, sir?
Man:      And two waters.
Waiter: Certainly. I’ll be right with you.
 
 
Man:      And ... you were saying?
Woman: Well, anyway, unless you know what is valuable, you can end up paying through the nose for something that’s worthless. Anyway, I just want to go and see.
Man:      I still don’t get it, but I don’t have anything better to do tomorrow, so let’s go. But! We’re not going to buy anything. Understood?
Woman: OK. I’ll just look. I’ll call Rachel before we leave here to tell her ...



Check the transcription!
 
女性:いい所ね。ここがいいんじゃない?
男性:そうだね。
 
男性:かばん貸して,ここに置いてあげるよ。
女性:ありがとう。  素晴らしい眺めね。今日,晴れてよかったわね。
男性:うん。お弁当を予約しておいたらそこでピクニックもできるらしいよ。
女性:わあ,それ素敵。もっと暖かくなったらね。
男性:そうだね。  さあ,何か食べる?
女性:そうねえ…,あんまりお腹すいてないの。紅茶だけにするわ。あなたは?
男性:ぼくもすいてないけど,ドライブの前に軽く食べようかな。
女性:オーケー。  それで明日なんだけど。レイチェルがアンティークショーに誘ってくれてるの。どうする?
男性:え? アンティークショー? 古いもののがらくたなんていいよ。
女性:アンティークはがらくたじゃないわ。セカンドハンドショップとは違うわよ。もっと高価なものよ。ショーでは食器や家具がたくさんあるらしいわ。
男性:なんだかまだあまり違いがわからないな。
女性:アンティークは100年以上前の品を言うんだけど,100年以上経っても単に古いだけのものってある…
ウェイター:ご注文はお決まりですか?
女性:ええ,アールグレーをいただけますか?
ウェイター:どれになさいますか?
女性:どれ? どこに載って…,ああ,これね。ええと,結構たくさん種類があるのね。  そうね,このアールグレークリームっていうのにしてみようかしら。
ウェイター:かしこまりました。お客さまは何がよろしいですか?
男性:ぼくは,ラテとスコー…
【ガッシャーン】
ウェイター:すみません。ああ,それで,その,アールグレークリームとラテ,それから…
男性:スコーンを2つ。
ウェイター:ああ,スコーン2つでしたね。ほかにはよろしいですか?
男性:それとお水2つね。
ウェイター:かしこまりました。すぐにお持ちします。
 
男性:それで…何だっけ?
女性:そうそう,いずれにしろ,何に価値があるかわからなければ,全く価値がないものに高額を払いかねないってことね。とにかくわたし,行って見てみたいの。
男性:いまいちまだよくわからないけど,どうせ明日はすることもないし行ってみるか。でも! 何も買わないよ。わかった?
女性:オーケー。見るだけね。じゃあ,お茶が終わったらレイチェルに電話…


Check the answer!!
問1
解答:お弁当の予約
聞き取りポイント:スクリプト下線①
解説:if we reserve lunch boxesと言っていますね。
 
問2
解答:男性-ラテとスコーン2つ 女性:アールグレイ(クリーム)
聞き取りポイント:スクリプト下線②
解説:ウェイターの登場から注文のシーンが始まります。途中でアクシデントがありましたが,最終的な注文内容が把握できましたか? アクシデントの前,男性はa latte and a sco ... (スコーンは1つ)と言いかけましたが,後になって,Two scones.と言っているので2つに気が変わったようですね。また,ウェイターが注文を繰り返す場面でも再確認できます。なお,男性は最後にAnd two waters.と言っていますが,お水は注文とは別です。
 
問3
解答:イ,エ
聞き取りポイント:スクリプト下線③
解説:tablewareは陶器やガラス器,銀食器を含む,皿,カップ,スプーン,ナイフなどの「食卓用器具」のことです。この単語を知らなくても,tableという単語で推測しましょう。
 
問4
1 解答:×
聞き取りポイント:スクリプト下線④
解説:Rachael invited us ... と言っていますね。また,話全体の流れとして,女性がアンティークショーに行くのに男性を誘っている(説得している)とわかったでしょうか。
2 解答:○
聞き取りポイント:スクリプト下線⑤
解説: 男性は最後まで「アンティークショー」が何かよくわかっていなかったようですね。男性のアンティークショーに対する興味は,口調からもわかります。
3 解答:○
聞き取りポイント:スクリプト下線⑥
解説:女性のアンティークの説明部分を何度もよく聞きましょう。注文の前に,「価値のあるものと単に古いだけのものがある」と説明しかけて途中になってしまいましたね。そして注文の後,話が戻りましたが,結論だけ言って終わってしまいました。pay through the noseは「お金をぼられる」という意味ですが,この意味が理解できなくても,end up ~ing「結局~に終わる」で否定的な感じがすればニュアンスはキャッチできるでしょう。
 
More about the script!
登場人物のキャラクターを分析してみましょう。
ウェイターが登場して,女性は急に声のトーンがよそ行きに変わりましたね。could I have an earl grey, please? は非常に丁寧な依頼の表現です。一方,男性はTwo scones. や,And two waters. など,やや傲慢な感じがしました。ウェイターは,Certainlyやwould you likeなど,最初はとても丁寧な応対でしたが,アクシデントの後ややうろたえた様子でした。TPOに合わせて丁寧な表現を操れるようになるといいですね。
 
Check the vocabulary!!
省略


以下は録音のイメージを青字で加えたスクリプトです。
 
Scene: A married couple is about to sit at an outdoor table at a stylish country restaurant with a great view.
Background sound: typical sounds in a restaurant (not so loud), sounds of birds
(Surrounding sounds (people talking around them) fade in)
 
Woman:     Nice place, isn’t it? How about we sit here?
Man:     Sure.
(Interval: Couple is getting seated --- sounds of drawing the chairs)
Man:     Pass me your bag and I’ll put it here.
Woman: Thanks. (hands her bag over)  Such a wonderful view. I’m glad it cleared up today.
Man:      Yes. I heard that we can have a picnic here if we reserve lunch boxes.
Woman: Oh, I’d like that. But maybe when it’s warmer.
Man:      Yeah.   So. Would you like to get something to eat?
Woman: Well, ... I’m not very hungry. Just tea for me. What about you?
Man:      I’m not either, but I’ll grab a bite here before we start driving again.
Woman: OK.   So. About tomorrow, Rachael invited us to an antique show. What do you think?
Man:      What? Antique show?  I don’t need any old junk.
Woman: Antiques aren’t junk. It’s not a second-hand shop. Antiques are more valuable. Rachael said that there’ll be lots of tableware and furniture at the show.
Man:      I still don’t understand the difference.
Woman: Antiques are at least a hundred years old. But you know, there are things that are a hundred years old without much value …
Waiter: (a polite character)  May I take your order, sir?
Woman: (change to a genteel tone of voice)  Yes, could I have an earl grey, please?
Waiter: Which would you like, ma’am?
Woman: Which? Where does it … (flips through the menu) … oh, here … well ..., you do have a good selection.  (thinking)  Let me see ... I’ll try this one, earl grey cream.
Waiter: Certainly. And what would you like, sir?
Man:      (change to an arrogant tone of voice) I’ll have a latte and a sco … (waitress attending a nearby table drops a plate, making a loud breaking sound)
(Interval: Only the sound of birds are heard)
Waiter: (slightly flustered) Sorry. Oh, so … uh … earl grey cream, latte … and …
Man:      Two scones.
Waiter: Yes, two scones. Anything else, sir?
Man:      And two waters.
Waiter: Certainly. I’ll be right with you.
(Interval: Waiter leaves. Couple recollecting themselves from the shock.)
Man:      And ... you were saying?
Woman: (returns to her usual friendly tone of voice)  Well, anyway, unless you know what is valuable, you can end up paying through the nose for something that’s worthless. Anyway, I just want to go and see.
Man:      (returns to his usual friendly tone of voice)  I still don’t get it, but I don’t have anything better to do tomorrow, so let’s go. But! We’re not going to buy anything. Understood?
Woman: OK. I’ll just look. I’ll call Rachel (recording fades out) before we leave here to tell her ...

 

 
日常会話がメインのリスニング教材を執筆するには10年早いと自覚しているも~ですが,せっかく頑張ったので。
お粗末様でした。

語源の発見(ダイナース)

どうでもいいといえばどうでもいいのですが,なにげなく暮らしているなか,いまさらながら,「うわっ!」という発見ってあるものですね~。

先日,食事中に,(英語の)テレビから,dine「ダイン」という単語が聞こえてきました。

「ダインやて!」と相方が言うので,

dine
diner
dinner

やで,と派生語を説明していたところ,diner「ダイナー」が,あのクレジットカードの「ダイナースクラブ」と関係しているんじゃぁ!?と興奮し出した。

ダイナースクラブ(Diners Club)は世界初のクレジットカードと言われ,かつてレストランに財布を忘れた人がきっかけで作られたカードだとか。

そんな情報を知っている相方も相方ですが,「食事をする人」という意味の(彼にとっての)新出単語「diner」と,身近な「ダイナースクラブカード」がつながって,2人で感激しました。



おまけ

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In CHC in 2001.










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