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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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家の修繕・リフォーム着手

床の水の犯人はやっぱり床下の配管の漏れでした。

管から噴水状態だったようです。

DSC02476.JPG

















昨日,無事配管は直していただきましたが,カーペットと床を乾燥させないといけないということで,これが数日かかるようです。

こんな大きな乾燥機が登場。

左の写真の機械は,カーペットと床の間を乾燥する優れモノ。
写真手前まで届くくらいの空気が出ています。

DSC02478.JPGDSC02477.JPG

















しかも,この水漏れ原因の箇所はこの廊下の下ではなく,廊下左のバスルームのバスタブの奥でした。
地面が斜めになっているので,廊下まで流れていたとのこと。

バスルームの壁なども壊すことになったので,ついでにバスルームとトイレのリフォームに着手することになりました。
(バスルームとキッチンのリフォームをずっと考えていたのですが,怠慢でずっと放ってたのだ…)

DSC02483.JPG
上の機械,音が結構うるさいので,ネコちゃんたちも落ち着きません。











水漏れの修繕は保険が下りるようですが,いきなりのリフォームで,我が家は当分,贅沢&旅行ナシです

 

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ヤナーチェク,そしてブラームス

ヤナーチェク物語。

「ヤナーチェクのシンフォニエッタをかけてくれ」

村上春樹「1Q84」の第3巻を読み終えた夫が言う。

わたしは(まだ)1巻さえも読んでいませんが,第1巻の冒頭から出てくるこの曲,第3巻まで登場したらしい。

日本でもCDとかすごく売れているそうだ。
クラシックはまったく聴かない夫でも,この曲を聴きながら小説を読みふけってる。

やっぱり村上春樹さんの本の影響力はすごい。



ブラームス物語。

今日,リビングのカーテンの無料見積もりに来てもらった。
引っ越したときからすでにあるブラインドはサーモンピンクで・・・。
NC氏もずっと,「これ,替えよう~」って,わたしたちに主張していたなぁ。

一つ壊れてしまったので,これは買えドキです。

スタッフの人が来たとき,ブラームスのCDをかけていました。

「まあ,ブラームスね」

家に来るニュージーランド人の業者さんの口からでそんな言葉が聞けるなんて!

感激。

ご機嫌で,鼻歌を歌いながらメジャーしてはりました♪

濃い色が希望で,順に一緒に見ていたのですが,明るい色の生地で,「それは夏に良さそうね」と言ったら,季節によってカーテンを替えるなんて考えもしなかった!みたいな反応で,大爆笑される。

この国はレースのカーテンはメジャーじゃないし(←シャレ),お互い新鮮だったわ。

いずれにしても,今はこれから来る冬のことしか考える余裕ないな。

「素敵な音楽をありがとう!」ってウキウキで帰って行かはった。


それはそうと,今,我が家はちょっとした家のトラブルに。
床は全面カーペットなのですが,1階の廊下のカーペットの一部が水浸しに

配管が破裂したと予想され・・・,すぐにでも処置しないと! (修理代が恐怖~~~)


ちなみにCDは・・・
ヤナーチェク「シンフォニエッタ」 ウィーンフィル サーチャールズ・マッケラス指揮
ブラームス「大学祝典序曲,悲劇的序曲,バイオリン協奏曲」 ミュンヘン交響楽団 ヘルムート・ブッヒャー指揮
(ちなみにわたしがブラームスでいちばん好きなのは交響曲第1番です)

中学英語の落とし穴3(to不定詞 VS 動名詞)

to不定詞と動名詞について。
 
「主語や補語で,to不定詞と動名詞は置き換えられる」

という考えは捨てましょう。
 
例えば,書き換え問題にありそうな文で見てみます。
 
a. My dream is to become a teacher.
b. My dream is becoming a teacher.
 
c. My hobby is to collect stamps.
d. My hobby is collecting stamps.
 
aとb,cとdは同じではありません。「ほぼ同じ」でもありません。
 また,補語の「~すること」はto不定詞が自然(動名詞が自然)というルールもありません。
 
では,aとb,cとdでは,どちらが自然な英語か?
 
答えは,aとdです。
 
なぜか?
 
 
to不定詞と動名詞の意味を考えてみます。
 
文法書に,「to不定詞は未来指向的」,「目的・希望を表すものが多い」などとあります。
そのイメージで考えると,以下の英文が理解できます。
(△としましたが,NCでは朱字で修正されるものもあることでしょう)
 
My dream is to become a teacher. (△ becoming)
My plan is to study abroad. (△ studying)
The easiest way is to take a taxi. (△ taking)
 
これに対し動名詞は,「事実指向的」,「習慣的・反復的なこと」などとあります。
そのイメージで考えると,以下の英文が理解できます。
 
My hobby is collecting stamps. (△to collect)
My favorite activity is reading comics. (△ to read)
Smoking is bad for you. (△ To smoke)
Speaking English is not easy. (△ To speak)
 
 
さらに,過去に,ネイティブチェックシリーズ52で扱った「動詞の目的語」を振り返ってみます。
 
52
I started to learn cooking from her.
 ↓
I started to learn learning cooking from her.

After she went back to Canada, we started to exchange letters.
 ↓
After she went back to Canada, we started to exchange exchanging letters.
 
理由は,
「start to doだと,『し始めたがそのうちやめた』ということになる」
ということでした。
 

これを,改めて上記のto不定詞と動名詞の違いで考えると,
 
start to do は「未来指向的」,要するに,「し始めたが,そのうち(=未来)やめた」
start doing は「事実指向的」,要するに,「し始めて,今でも続いている」
 
となり,それぞれの文意に合います。
あくまで,イメージですね。 
 

なお,例文で,to不定詞の主語を飛ばしました。なぜなら,to不定詞主語が自然な中学英語レベルの英文は思いつかないからです。
 
以下参考までに,過去のチェッカーのコメントより。
 
不定詞 as 主語 is actually somewhat literary.(不定詞 as 目的語 or 補語 is not). Many textbooks don’t mention this distinction, but normally不定詞 as 主語 sounds awkward in spoken English, or even seems awkward in common written English.
e.g. The common saying “Seeing is believing” would seem funny if rewritten as “To see is to believe.” It has a stiff feeling, sort of old-fashioned. Many of other examples are old proverbs (like “To err is human; to forgive is divine.”)

案外,役立つ英会話表現って難しい!?

こんなことを言うとすべて台無しなんだけど,海外暮らしを始めると,役立つ英会話ってなんじゃろか?と思うことがあります。
 
ある市販の英会話集を読んでいて,ふと止まりました。
(本書はすべてネイティブが書いた例文です)
 
I would like you to fill this prescription.
「この処方箋の薬を調合していただきたいのですが」
 
何の問題もありません。
日本にいたときは,ふむふむと素通りしていただろうフレーズです。
 
なんですが・・・

実際,わたしがここニュージーランドで幾度となくお世話になっている薬局の処方箋コーナーですが,こんなセリフ言ったことないことに気づいたのです。

しかも,一生懸命思い出そうとするのですが,いつもどんなコミュニケーションをとっているか思い出せない…。
 
手に白い紙を持って処方箋コーナーに行けば,ほぼ100%処方箋を渡して薬をもらうという手順であることはお互いわかっているわけで…,少なくとも,わざわざ「この処方箋の薬を調合していただきたいのですが」とは言ってません。
 
日本での場面でもそうです。
 
スタッフ:処方箋ですか?
わたし:ええ,そうです。
 
もしくは,いきなり,

わたし:これ,お願いします。
 
かな…と。
 
なので,この地でも,
 
スタッフ:Prescription?
わたし:Yes, please.
 
だけかも知れないし,
 
Hello.と言いながら紙を渡して,いきなり,
 
スタッフ:It’ll take about ten minutes. (10分ほどお待ちください)
わたし:OK.
 
だけかも知れないし,ほんと,不思議なことで,何と言っているのかな…。
もしかして,まったく意味が通らない言葉を発してても,コミュニケーションとれているのかもしれないし(汗)

むしろ,渡したあと,

「1時間ほどで戻ってきますから」

とか,スーパーの中だったら

「買い物してから取りに来ます」

と言った記憶はある。何回か。
 
 
 
何が言いたいかってね。

何が本当にリアルな英会話表現で,何が本当に実際の現場で役に立つ英会話表現かって,案外難しいってことかな。
相当英会話に意識して生活しないとわからんもんです。
かといって,すべての瞬間を意識して生活できませぬ。

教材はあくまで教材,ってことでいいんかな。
 

中学英語の落とし穴2(can)

中学で習うcanは,
【能力・可能】「~できる」
【許可】「~してもよいですか」Can I ~?の形 (+肯定文で「~してもよい」)
【依頼】「~してもらえますか」Can you ~? の形
そして,Can I help you?「いらっしゃいませ」のような決まり文句です。
 
これらに凝り固まっている人は,以下のような英文に対応できなくなっているようです。
 
Can I carry your bag for you? --- Thank you.
 -「あなたのかばんを運ぶことができますか」??
 -「あなたのかばんを運んでもよいですか」??
 
「かばんをお持ちしましょうか」ですよね。

はい。canには【申し出】があります。
 
ほかに,Can I help you with the work?など。

Tip:Shallに置き換えて意味が通れば申し出だと判断してよいでしょう。
 
 
以下のような,肯定文も同様です。

We can send it if you like.
I can give you more information if you need it.
I can talk to him if you want to join the team.

まさに,
「あなたがそのチームに参加したいなら,わたしは彼と話すことができます」
という訳が目に見えてきそうですが,これらの文のニュアンスは,
「送りますよ」「教えてあげますよ」「彼に話してあげますよ」
といった申し出です。
 
Tip:couldに置き換えて意味が通れば申し出と判断してよいでしょう。
 
【ポイント】
canには「申し出」の意味があることを知ろう。
 
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