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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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ネイティブチェック47


似た英文で、別のネイティブからの修正です。
 
1.We’ll have a lot of food and drink.


→We’ll have a lot of food and things to drink.
 

 
 2.You don’t have to bring food or drink.
 

→You don’t have to bring food or drink anything to eat or drink.
 
Note: “food or drink” is OK, but it sounds a little bit formal, or like something that might appear on a sign: “No food or drink on premises.”
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ツッコミ処満載の散歩

もはやウォーキングではなく、散歩に変わっている・・・。

家の前の通り(Stanley Point Road)を歩いてStanley Bayの端っこまで行くコース、ここの夕方の散歩は立ち止まってばかりで、ウォーキングどころじゃない。

DSC01794.JPG
こういう景色を左手に見ながら進んでいきます。











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目が合うと、9割方「にゃ~ん」と泣いて寄ってくる、玄関前の猫たち。
(奥にも1匹)









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めっちゃ大きな家が並ぶ。











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この家の玄関なんて・・・。
今まで見たなかで一番縦長。










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そして、猫。











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そして、犬。
ニュージーランドには野良猫・野良犬いない。
猫みたいに勝手に散歩してる飼い犬も珍しくない。
小型犬・大型犬関係ないし。









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そして、また猫。











この日の爆笑。
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そして、ウサギ。











この日のオチ。
DSC01823.JPG
そして、「隣」の敷地で番をしているうちの猫。
おい!










この国でスゴイと思うのは、猫同士、犬同士、猫と犬、などの喧嘩をまず見ない。



教材作成者の知識は十分か?

ある中学教材の対話文で「会社名」をthe company nameと書いたのですが、複数の日本人校正者から、the name of the companyまたはthe company’s nameではないか?という指摘があった。
 
確かに中学では「名詞+名詞」を「文法」として取り上げないかも知れない。
でも、summer vacationやtelephone number、picture book、cake shop、sushi restaurantなどは中学レベルと判断されている。
境界線はどこにあるのか?
今回はcompanyを注釈で「会社」としていたのもポイントだったかも知れないが、わたしがもし校正側で中学生に分かりやすくすることが前提なら、「英文を尊重」して、注釈をcompany name「会社名」とするか?という指摘チョイスもあったと思う。
 
これに限らず、指摘は執筆者に大きな影響を与えています。
書き方次第で、相手に知識不足と誤解されず、逆に「お主もなかなかやるのう」と思うこともあります。
 
今回の指摘内容が知識不足によるものかどうかは別として、
「中学英語に凝り固まっている指摘」
が本当に多い。
 
でも、わたしも過去に幾度となく知識のなさをさらけ出していたに違いない…。
不幸なことに、校正者というのは、指摘自体の誤りや思い込みなどにフィードバックがないため、いつまでも自分の知識不足に気づかない。
さらに編集者が知識不足による校正者の朱字をご丁寧に全部反映してくださる。
 
一方執筆者は、書く内容の知識があることは当然のことで、執筆者としての責任です。
あるイベント報告の記事を書く仕事を受けたなら、執筆者はそのイベントの歴史から事実確認まで隈無く調べる責任があるのと同じです。
知識不足の執筆者はあり得ないことは大前提であり、わたし自身も含めて執筆者は常に知識を増やす向上心をもっているのは当然のことです。
 
しかし執筆者も人間ですから、文字や内容に間違いを犯します。
そこで、誤りを探して正す「校正者」が必要なわけです。
問題は、その校正者の指摘・朱字が間違っている、そして編集者もその判断ができていない、最悪なパターンは執筆者が知らない間に原稿が化け物化している、という事態が珍しくない中学英語教材作成業界…。
 
作成に関わる全員の知識量の底上げ、作成過程などをもっと真剣に考え、改善する必要があると、わたしは思います。
 

続・生の英語-勉強になった本

先の日記では主にup-to-dateな「生の英語」の話でした。
まあ、わたし自身も生の英語と日々格闘しているわけですが・・・、
特に、日記のネイティブチェックシリーズに載せているような、辞書や文法書に書かれていない、実際はどうなのか?という観点では、毎日が発見の連続です。
 
そこで、最近、この観点で個人的に勉強になった教材があります。
 
旺文社「オーレックス英和辞典」「オーレックス和英辞典」の"PLANET BOARD"
※表現・文法について、現地のネイティブスピーカーによるアンケート結果のコーナー。
このコーナーだけでも全部読む価値あり!
 
The Japan Times「日本人に共通する英語のミス151」(増補改訂版)
※よくあるタイプの教材ですが、ネイティブが書いた英文解説がすべてについている。
英語で読む価値あり!

旺文社「表現のための実践ロイヤル英文法」の"Helpful Hint"
※マーク・ピーターセン氏による文法・表現に関する補足・解説。
かゆいところに手が届く!
日本人の思い込み指摘にそのままコピペしたい!
 
ほかにもネイティブによる、もしくは生の英語を使った良書はたくさんあると思います。
ただ、辞書もしかり、書籍の悲しいところは、改訂されない限りは、年月が経つとともにどんどん内容も古くなってしまうこと。
書かれた年度を意識して、常に新しい情報を確認するように心がけたいものですね。
 

生の英語って何?

「生の英語」って何でしょう?
英語を母国語とする人の話す言語はすべて「生の英語」でしょうか。
 
移住後半年くらい経ったとき、ニュージーランド在住のアメリカ人の発言に目から鱗が落ちました。
 
ある(米語基準の)教材の校正をお願いしたとき、いくつかの英文について、イギリス英語 VS アメリカ英語について質問しました。
 
わたしとしては、アメリカ人がイギリス英語圏に住んでおられるので、違いを指摘してもらえると思ったのですが、彼の応答(の補足)は意外でした。
 
I feel a little out of touch with current American idiomatic speech now that I've been here for some years, but I think most other Americans would still find my responses accurate.
 
その後、ある日本在住のオーストラリア人の方も、「長く日本で日本の英語教育に慣れ親しんでいるので、アメリカ英語には慣れています」と言いました。
さらには、日本在住のネイティブの中には、正しい英語と誤った和製英語が混乱している方もいました。
 
わたしは気づきました。
もし、究極に本当の生の英語が必要ならば、現地在住のネイティブでないとダメなのだと。
例えば、「アメリカ英語でネイティブチェックをお願いします」などの言語限定の依頼もありますが、本当に生のアメリカ英語で校正しないと困る英文は、アメリカ在住のアメリカ人校正者でしょう。
まあ、そこまでする必要性がある書籍は特殊だから「究極」なのですが。
 
日本を離れて海外在住のわたしが、たとえ日本と毎日仕事をしようが、家庭では日本語で日本のテレビをしょっちゅう見ようが、日本在住の日本人の方々が、わたしの日本語を「生の日本語」と言うには抵抗あるでしょう。
 
それと同じですね。
 
では、日本在住の日本人にとって、外国人に知り合いがいるなど稀でしょうから、日本で生の英語に触れるならメディアを使うことになるでしょう。
英語教材のCDや資格試験のリスニングなども特に基礎部分では大事ですが、「教材の英語は聞き取れるのに海外で全く歯が立たなかった」という事態になるのはなぜか?
当然です。ナレーターが個々の訛をできるだけなくして、「台本」を模範的な英語で読んでいるからです。
多くの学校や英会話学校のネイティブの先生の英語は、日本人の生徒相手に、日本人生徒が理解しやすい英語を話しているでしょう。
残念ながら海外現地の語学学校の先生でも同じです。
彼らは英語を母国語としない生徒相手の英語を話しています。

じゃあ、英語圏のテレビやラジオを聞く?
映画やドラマ、ニュースなども台本がある英語です。
日本のドラマを見て、日本のニュースを見て、その日本語は毎日「話す」日本語でしょうか。

現時点で思うのは、メディアを使う場合、トークショーやドキュメンタリーなどフリーで話している英語がいちばん「生の英語」に近いと言えるかも知れませんね。
 
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