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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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今週末緊急ウェリントンへ!&Mingus Big Band

先月,夫の出張に便乗してお初のウェリントン観光を楽しみにしていたわたしでしたが,事情により流れてしまいました。
しかし! 今週末,急にウェリントンに行くきっかけが!!

というのも,昨日はミッションベイのジャズフェスの日だった。
帰宅して興奮が冷めないうちに,ウェリントンのジャズフェスってどんなんやろう~?
って検索したら,な,な,なんと!
フェスティバルが今週,5日~8日とわかって,金曜日にあのMingus Big Bandが来るって!

Mingus Big Bandはニューヨークのビッグバンドで,日本にも数年前に来たと思うけど,ニュージーランドなんかに来るんだったら,そりゃあ,どんなに忙しくてもいくでしょー。
夫は今日早速,金曜日の休みをとり,帰宅後,飛行機やらホテルやら予約してくれたようです。

楽しみ~~~!
お初のウェリントン!!
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ニュージーランド交響楽団のコンサートに行くの巻

今夜,や~~っと,ニュージーランド交響楽団(NZSO)の演奏会に行ってきました。
国内ナンバーワンで(と言ってもオケは3つしかないらしい…),首都ウェリントンが本拠地です。

ニュージーランドのオケはマーラーよりエルガーと聞いていたので,どんな感じかわくわくして行きましたが,よかったです~~。

やっぱりオケの生演奏はいいですね。
うまいとかヘタとかよりも,演奏者や指揮者の表情がいい!
何というか,ねじれて絡まったひもをゆるめてくれるような,心休まる,そして贅沢な,優雅なひとときです。

今回は特別なツアーで国内5か所を周り,今日と明日がオークランドでした。
海外から,指揮者とトロンボーン奏者が来て,Town Hallはほぼ満席でした。

曲目は:
ベルリオーズ ローマの謝肉祭
トロンボーン奏者ソロが2曲
ドボルザーク 8番

ローマの謝肉祭とドボルザーク8番は,どちらも学生自分に(吹奏楽で)思い出のある曲です。
ドボルザークの方は,4楽章が(昭和時代ですが)コンクールで流行ったのですが,わたしは1楽章に思い出があります。

いつものように,昨夜はCDで予習していきました。

わたし個人はこの2曲を目当てに行ったのですが,盛り上がったのはトロンボーン奏者。

DSCF1975.JPG
このパンフの表紙がそのゲストの「クリスチャン・リンドバーグ」というトロンボーン奏者です。
いやあ,すごかったですよ。

世界で珍しいフルでソロ活動している奏者らしいですが,技術はもちろん,パフォーマンスがすごかった。
ジャズ奏法も混じっていますね。
このパンフによると,日本では読売オーケストラとやっている(OR今から)ようです。


そして,指揮者もすごかった。
ハンヌ・リントゥという人で,パンフによると,日本では今年か来年東京デビューと書いてあります。
顔も動きもロボットみたいで,今まで見てきた指揮者と比べて,とても変わった感じの印象です。
席が前から2列目で,ステージかぶりつきだったのですが,曲が終わってお辞儀ひとつ見ても,天才系「変人」だと思いました。

わたしはオケを見るときは,70%近く指揮者を見ます。
ここだけの話,男に生まれたら,もしくは生まれ変わったら,絶対に指揮者になる,と。
昔からずっとそう思っています。
ストラビンスキーの「春の祭典」という曲があるのですが,そのフルスコアを買って,聴きながら楽譜を追うのが趣味だったりもします。(どういう意味か…わかる人はわかりますよね)

音楽は兄や姉の影響は確かにあるでしょう。

兄は学生時代指揮者で,作曲もしていました。
今では数学者である彼は当時も意味がわからない現代音楽を作曲して,大学の吹奏楽団で自分の曲を演奏していました。

姉はバリバリロックのベースギターで(当時ヘビメタ全盛期?),国内からその年1人だけ受かって,ボストンのバークリー音大に行った人です。もうかれこれ22年くらい前の話ですが。

そしてわたしは?
は~~。またしても何も話題なし。
何やっても中途半端。
上2人が目立ちすぎて,わたしはいつも茅の外。
末っ子ってこんなものかなあ。。。

話戻って…,
NZSOのコントラバスのリーダーは日本人で,元N響の池松さんという方です。

東京にいたときもたまにひとりでオケを見に行っていましたが,やっぱりCDだけではダメです。
たまには見に行かないと。
CDで何度も聞いたことのある曲でも,生の演奏を聴くと,
「えっ? そこそんな音あったの?」
「えっ? 裏でそんなことしてたの?」
という発見がおもしろい。

海外では,ボストンで小澤征爾を,ニューヨークはカーネギーでニューヨークフィルを見に行ったことがありますが,残念ながら,ヨーロッパでは一度もなし。
ストリートパフォーマンスのバイオリン程度…。
いかん! いつかは実現したい。欧州でのオケ鑑賞。
でも,旦那を説得せねば…!?
えっ? 年始のウィーンフィルなら興味ある?
それは無理やろう?
確かにあの巨大倉庫には行ってみたいけど。
っていうか,あれってそんな簡単に一般人入れるの?
入れてもいちばん後ろで,奏者は豆粒ちゃう?

ついついマニアックな話が長くってもうた。
今回は前から2列目で,はっきり言って,木管もホルンもパーカッションも全く見えなかったので(おかげで指揮者を見るのは楽しかったですが),今度はいい席でちゃんと見るぞ~。

iTunes

仕事中たまにiTunesのラジオを聞きます。
オークランドは冬は雨続きなので,birdsongも晴天の日ほどではありません。
(雨の中鳴いている鳥もいるのでそれはそれでビックリですが。)

お気に入りは,Classical(全51チャンネル)のいくつかと,Jazz(全83チャンネル)のなかの2チャンネル。
Jazzのほうは,The spirit of jazzというチャンネルのセレクションが超わたしたち好み。
このDJはぜったいに! バリサク好きです。
もう1つは50s & 60sのジャズが多いチャンネルなので,ビッグバンドも多いのがうふふ。

そして今日,たまたま,はじめてClasicalの ... in Bostonというチャンネルを聞いてみると,なんと!
東京交成の演奏が流れていました。もちろん吹奏楽オリジナル曲でした。
アメリカでも有名なのかな。
このチャンネルのセレクションも私好みで,当分はまりそうです。

さてさて,2か月ほど,3冊の本の追い込みそのたもろもろでハードタイムが続いていたのですが,もう少しでようやく落ち着きそうです。
これらが終わったらちょっとメンタルブレイクをしたい…。お盆もありますし。
今年は日本のお盆休みに便乗してネルソンに行く予定です。
ホリデーのために働いている?今日この頃。
でもその前に,今週末は,永住権獲得&だんな様バースディと称してレストランでお食事して,パーネルのフレンチマーケットに行って,フードショーに行って…。
久々に気分転換できそうです。
お天気だったらいいな。

ニュージーランドはマーラーよりもエルガー

まだ聞いたことないのですが、オークランドにはプロのオケが2つあります。
とすると、国内では4,5つはあるのでしょうか。

夏休みにお会いしたマウント・クック村の知人と、ブラバンにいたという話で盛り上がりました。
そのときに、

「クラシック音楽はしょっちゅう聞きますけど、この国にはクラシックは似合わないですよね~」

と言いました。
すると、その人は意外や意外、

「マーラーみたいな音楽は下手くそだけど、エルガーを演奏させたら上手かった~」

というのです。

ん~~。

分かる気がする。ニュージーランド人にマーラーは似合いません。
なるほど、エルガーか。。。

ニュージーランドはまだ歴史が100年足らず。自称世界一若い国です。
文化も芸術も独自のものが少ないのは確かですが、先日、海外を転々としてきた方で今回オークランドに移ってきたシェフと食事をしました。
その方は、

「だからいいんですよ。深い歴史の重圧もないし、どんどん新しいものが入るし、やりがいがある」

とおっしゃってました。

よ~くわかります。

ジャズフェス

イベント真っ盛りのニュージーランドの夏。

先週末は土曜日夜にミッションベイでジャズフェスティバルがありました。
まあ、ニュージーランドではホンモノのジャズが聴けることはなく、自称ジャズと言いつつ、ほとんどロックとかフュージョンとか・・・。

このフェスティバルは誰でも参加できるようで、アマチュアもいればプロもいました。
そのなかで、いました、いました、ホンモノのジャズを演奏している人たちが!

DSCF0960.JPG
T.Saxの人はイングランド出身のようです。













でも、実は今回いちばんよかったのがあるラテンバンド。

c13788ca.jpeg
全体の写真が撮れなくて残念ですが、お姉さん2人はボーカルで、左の小さいお姉さんは体の割に相当しっかりした歌声で感動です。
管はTP, Tbの3人のみ。
ラテンではSaxを使わない音楽も多いですね。










宣伝しているCDを見る限りプロっぽくないのですが、ものすごくよかったです。周りにはたくさんの人だかりも。
バンドの数人は明らかに(ラテンの)ネイティブであり、そのなんというか、我々ノンネイティブがいくら特訓したところで、彼らのような持って生まれたリズム感覚は身に付かないわけで、彼らの本能からくる演奏が心にジンと伝わり、久々の生演奏を見たこともあって、思わず涙ぐむ始末でした。

ちょうどオークランドにきて久しぶりに映画「マンボキングス」を見たこともあり、彼らの演奏は感動でした。
その日は結局、ニュージーランドではホンモノのジャズはまだまだ人気がなく、踊れる音楽が人気があったという再認識に終わりました。
今までのようなジャズをやってもいいのだけれど、自己満足になりかねず、客が喜ばなければ演奏しても意味ないし、もう少し様子を見ることにしました。

でも今夜は、これで入場料がたった5ドル! それでこれほど音楽が楽しめたら十分です。
本当に有意義なひとときでした。
ちなみに、同じ週末、歩いて2,3分のところでフード&ワインフェスティバルをやっていたのですが、そこは入場料35ドルもしました。ちょっと高すぎ…。


話変わって前のお宅のぶどうが、うちの敷地内に垂れ下がっています。
始めただの葉っぱだと思っていたら、地元の友人が「ブドウだよ!」と言って、まあなかにはたくさんの実が!
早速主人が葉っぱを処理して、実が日に当たるようにしれくれました。
その友人に言わせると、他人の家の植物でも、自分ちの敷地内に侵入していたら自由に取ってよいとのこと、主人が一生懸命世話しています。
これって一軒家の特権ですね。結婚後はずっとマンションだったので。

DSCF1099.JPG
3月が食べ頃らしい。
ラッキーだわ。













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