ルイヴィトン・パシフィック・シリーズの決勝は先週の土曜日でした。
前の週は山頂からの観戦だったので,決勝は海上で見ることに。
最初,ヨットツアーを予約してたんだけど,当日朝からすごい雨だったんですね。
さすがに海の上で,屋根なし,朝から夕方までは耐えられないだろうということで,当日の朝,急遽ボートに変えてもらいました。
直前に予約できて,しかも当日に変更可なんて,日本での世界的なイベントじゃあり得ないよねえ。
ありがたや~。
うちらが乗ったボートはこちら↓

ええ! イルカウォッチングのボートやんか!
なあんて文句言われへんな。
屋根があるから,それで十分。
お客さん? う~ん,天気が悪かったからか,このボートはガラガラ。
ちなみに,↓が最初に乗ろうとしていたヨット(ツアー)。

絶対こっちのほうが楽しかっただろうけど,やっぱり乗らんでよかった。
若い日本人の女の子が3~4人乗っていたけど,すれ違うたびに死にそうな感じやった。
寒いし,雨風あるし,「ザ・ガマン」ってかんじ。
えっ? 古すぎた?
さて,レース決勝は,アリンギ(スイス)を負かして,エミレーツ(ニュージーランド)が無事勝ちました。
細かいルールはわからんけど…わたしのいちばんのお気に入りは,ターンするときです。
レースは,2隻が,ある地点をぐるっと回ってそれを2往復するんですが,もちろん,追い風と向かい風がある訳ですよ。
そして,向かい風の時は,帆を出さずに,向かい風を利用しながら斜めに動いていくんですね。
(ていうか,向かい風でも前に進むのが未だに不思議でならん!)
こんな見た目。
そして,ターンしたら,向かい風が追い風になりますよね。
なので,ターンしながらすばやく大きい帆を出すんです。
帆を出したらこんな感じ。
この大きい帆を一瞬で出したりたたんだりするんですね。
もちろん,細かい部分まで見えないけど,遠くからでもその素早さには感動です。
まあレースとは言えど,ヨットなので車のラリーみたいに「迫力」があるもんではない。
海上なので,どこがスタート&ゴール地点かもわからないし,出発時に大きな合図や音が鳴るわけでもない。
でも,遠くから見ているその曖昧さ(?)とのんびりさがまたいい。
ルイビトンカップ・ビレッジ(イベント会場)には,まさしく日本人の「オタク」が結構いました。
好きな人は本当に好きなんだと思う。ヨット。
風を読む担当の人はコンピュータを使って分析しながら指示を出すらしいし。
もっと深く知ればもっとおもしろいんだろうね。