英語と米語の話になったので思い出しましたが、今年の滋賀県入試の長文の題材は、久美のイギリス留学でした。
典型的な、first floor VS ground floorでトラブルがあったり、会話中でもfootball, book shopと言っていたり、対話文の後には、イギリス英単語を表にしたノートもあります(tellyが入っているのは意外ですが)。
さらには本文中の空所補充では、「それ以来、私はずっと、あなた方(=会話の相手はイギリス人)の国の英語とアメリカ英語との違いに興味を持っています」という文を書かせています。
学校の教科書も最近は多国籍になっていますが、印象的なのは開隆堂3年のユキがロンドンに行く話。
その中で、テムズ川の遊覧船のアナウンスが聞き慣れない英語で、ユキがWas that English?と言う場面あがります。
そして、進出単語の意味にdialect「方言」、accent「なまり」、となっている。
方言、なまり、というのは、標準語を基準とした、特定の地域で話される言葉、という意味のはずです。
イギリスの田舎の方、もしくはスコットランドやアイルランドとかならまだしも、ロンドンの中心で聞く英語に対して「方言」「なまり」という対訳には違和感があった。
そもそも、Englishはそこからスタートしたはずなのですが・・・、と思うのはわたしだけかな(?)
もしくは、ウェールズ英語とか、そういったものまで意識されていたのか・・・。まあ、どうでもいいや。
ついでにもう1点思い出した。
イギリス英語とアメリカ英語は、British English, American Englishと言えばふだん通じていますが、前に、英語教育と全く無縁のニュージーランド人と話していたとき、彼女はアメリカに住んでいたことがあって、American Englsih, English Englishという言い方をしていて、新鮮な感じがしました。
English=「イングランド英語」であり、イギリスのイングランド地方で発祥した言語、なのですよね。
わたしには英語の深い歴史はわかりませんが、English Englishという表現になるほどと思った瞬間でした。
と、English Englishをウィキってみると、「イングランド語イングランド方言」となっていた。
やっぱ「方言」でいいのか。
そう言えば、前の家のお隣さんのイギリス人のご主人の英語は、最後までわからなかった。
何英語をしゃぺっていたのかなあ。
スコットランド英語とか、英語ネイティブでも理解が難しいらしいので、途中から、彼の英語と、そしてアイルランド人の奥さんの英語(こっちはまだましだった)が聞き取れない自分を責めるのをやめました(笑)。
たわいもない話でした。
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