結婚してもうすぐ8年前を迎えます。
実は1年目はわたし,淡路島で専業主婦でした。
結婚前にほとんど料理をしなかったわたしは,その1年間,本を見ながら毎日ちがうご飯を作り続けました。
和洋中,アジの三枚おろしまで。
(あっ,でも独学ですし,あくまで素人スタートなので,セレブのような料理は無理ですよ。)
そしてそのときに,1品だけ,どうしても主人の頭の中に鮮明に記憶に残る失敗した品。それが,
「親子丼」
でした。
もちろん,親子丼ですから食べられないことはないのですが,いわゆる
マズイ!
というものです。
いくらの優しい主人でもこのときは正直でした・・・。
もちろん,1年間ほぼみんな初めて作る料理なので,ほかにもいまいちのもがあったでしょう。
でも,「親子丼」だけはその後7年間,我が家の「マズイご飯」の形容詞となり,
わたし:「今晩何食べたい?」
主人:「親子丼以外」
わたし:「今日のはいまいちかなあ」
主人:「親子丼よりましや」
みたいな,冗談ですけど,いつもそんなふうに言われ,とても再チャレンジする勇気はありませんでした。
ところが,昨夜急に,明日の晩ご飯は「親子丼」が食べたいと言うのです。
まあ,前よりましにできるだろうと,思い切って作りました。
ふつうの親子丼です。
鶏肉とタマネギ,青ネギと,主人の希望で豚カツを少々。
えっ? 中身の写真じゃないの? いやあ,単なる親子丼ですから。
卵も柔らかさもよく,味の濃さもよく,おいしかった~~。
主人に喜んでもらってよかったよかった。
チャンチャン。
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