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From New Zealand 2007年7月,ニュージーランドへ移住してきました。ニュージーランドでの日常生活についてつづります。

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日本人らしい英文 VS ネイティブらしい英文

自分が書いてネイティブに直してもらうだけでなく,ネイティブに英文を書いてもらうことによって,ネイティブらしい表現,どんな表現が自分に足りないかよくわかります。

日本人のライティング初期段階は,都度,頭の中で,日本語→英語に変換して書いているはずですが,ある程度書き慣れてくると,自分の書いた英文を和訳するときに,きれいな日本語にならないという現象が起こってきます。
そのレベルに達したら,英語を英語で考えて書き始めていると言えるのかも知れませんね。

例えば,英語の特色の1つに「無生物主語」があります。

日本語で

「あのバスに乗ると図書館に行けますよ」

と思い浮かべたときの表現を3つ見てみます。

日本語では主語をよく省略しますが,この場合,まず主語が「あなた」youであることを理解します。

1.接続詞ifを使って限りなく直訳に近いパターン。複文(節が2つ)。

If you take that bus, you can get to the library.


2.定型表現を使ってより英語らしく。まだ接続詞があって節が2つ。

Take that bus, and you will get to the library.


3.そして,無生物主語。

That bus will take you to the library.

短く,かつ1節で収まりました。


これはあくまで例であり,もちろん,実際の場面では,時と場面によっていろんな表現があることでしょう。

ポイントは,上記の日本語で,無生物主語が出てくるか?主語にbusを思い浮かべるか?ということですね。



さらに,逆で考えると面白いです。

3.のThat bus will take you to the library.という英文を見て和訳をする場合です。

初期段階では直訳で

「あのバスがあなたを図書館に連れて行くでしょう」

みたいになりますよね。

文脈によりますが,この英文を見て,「あのバスに乗ると図書館に行けますよ」と自然に訳す人は,だいぶ日→英も英→日も慣れている人と判断できます。


話すときも同じですが,英語をアウトプットするとき,日本語から毎回変換しているか,日本語を通り越して直で英語を発信しているか,その壁を乗り越えるのが一苦労であるだろうし,その壁を完全に超えると世界が随分違うのだと「想像」します。
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続・生の英語-勉強になった本

先の日記では主にup-to-dateな「生の英語」の話でした。
まあ、わたし自身も生の英語と日々格闘しているわけですが・・・、
特に、日記のネイティブチェックシリーズに載せているような、辞書や文法書に書かれていない、実際はどうなのか?という観点では、毎日が発見の連続です。
 
そこで、最近、この観点で個人的に勉強になった教材があります。
 
旺文社「オーレックス英和辞典」「オーレックス和英辞典」の"PLANET BOARD"
※表現・文法について、現地のネイティブスピーカーによるアンケート結果のコーナー。
このコーナーだけでも全部読む価値あり!
 
The Japan Times「日本人に共通する英語のミス151」(増補改訂版)
※よくあるタイプの教材ですが、ネイティブが書いた英文解説がすべてについている。
英語で読む価値あり!

旺文社「表現のための実践ロイヤル英文法」の"Helpful Hint"
※マーク・ピーターセン氏による文法・表現に関する補足・解説。
かゆいところに手が届く!
日本人の思い込み指摘にそのままコピペしたい!
 
ほかにもネイティブによる、もしくは生の英語を使った良書はたくさんあると思います。
ただ、辞書もしかり、書籍の悲しいところは、改訂されない限りは、年月が経つとともにどんどん内容も古くなってしまうこと。
書かれた年度を意識して、常に新しい情報を確認するように心がけたいものですね。
 

生の英語って何?

「生の英語」って何でしょう?
英語を母国語とする人の話す言語はすべて「生の英語」でしょうか。
 
移住後半年くらい経ったとき、ニュージーランド在住のアメリカ人の発言に目から鱗が落ちました。
 
ある(米語基準の)教材の校正をお願いしたとき、いくつかの英文について、イギリス英語 VS アメリカ英語について質問しました。
 
わたしとしては、アメリカ人がイギリス英語圏に住んでおられるので、違いを指摘してもらえると思ったのですが、彼の応答(の補足)は意外でした。
 
I feel a little out of touch with current American idiomatic speech now that I've been here for some years, but I think most other Americans would still find my responses accurate.
 
その後、ある日本在住のオーストラリア人の方も、「長く日本で日本の英語教育に慣れ親しんでいるので、アメリカ英語には慣れています」と言いました。
さらには、日本在住のネイティブの中には、正しい英語と誤った和製英語が混乱している方もいました。
 
わたしは気づきました。
もし、究極に本当の生の英語が必要ならば、現地在住のネイティブでないとダメなのだと。
例えば、「アメリカ英語でネイティブチェックをお願いします」などの言語限定の依頼もありますが、本当に生のアメリカ英語で校正しないと困る英文は、アメリカ在住のアメリカ人校正者でしょう。
まあ、そこまでする必要性がある書籍は特殊だから「究極」なのですが。
 
日本を離れて海外在住のわたしが、たとえ日本と毎日仕事をしようが、家庭では日本語で日本のテレビをしょっちゅう見ようが、日本在住の日本人の方々が、わたしの日本語を「生の日本語」と言うには抵抗あるでしょう。
 
それと同じですね。
 
では、日本在住の日本人にとって、外国人に知り合いがいるなど稀でしょうから、日本で生の英語に触れるならメディアを使うことになるでしょう。
英語教材のCDや資格試験のリスニングなども特に基礎部分では大事ですが、「教材の英語は聞き取れるのに海外で全く歯が立たなかった」という事態になるのはなぜか?
当然です。ナレーターが個々の訛をできるだけなくして、「台本」を模範的な英語で読んでいるからです。
多くの学校や英会話学校のネイティブの先生の英語は、日本人の生徒相手に、日本人生徒が理解しやすい英語を話しているでしょう。
残念ながら海外現地の語学学校の先生でも同じです。
彼らは英語を母国語としない生徒相手の英語を話しています。

じゃあ、英語圏のテレビやラジオを聞く?
映画やドラマ、ニュースなども台本がある英語です。
日本のドラマを見て、日本のニュースを見て、その日本語は毎日「話す」日本語でしょうか。

現時点で思うのは、メディアを使う場合、トークショーやドキュメンタリーなどフリーで話している英語がいちばん「生の英語」に近いと言えるかも知れませんね。
 

英語圏での英語浸透ステップ

英語圏で生活し始めて,現地語=英語への浸透においていくつかステップがあるように思えます。

1.夢が英語になる。
2.独り言が英語になる。
3.読んだ情報が英語だったか日本語だったか思い出せない。

1.はわたしの周りでも多くの人が言っていて,お馴染みかも知れません。
日本に住んでいたキウイでさえも言っています(彼女にとっては英語→日本語)。
わたしの場合,仕事が英語関連なので,仕事の夢=英語となり・・・悲しいかな。

2.はもともと独り言を言わないのでわからない。

3.はある人の著書にあった言葉ですが,わたし自身この域は来ているように思います。
これは「読む」の方ですが,次にわたし自身が掲げたステップがコレ。
会話(話す・聞く)の方ですが。

4.ぼ~っとしていても会話ができる。「あれっ? 今,何話してた?」と思える。

まだまだ,特に1対1の会話だとずーっと聞き取りに集中していないとコミュニケーションが難しいので,すごく疲れる。
まあ,わたしの場合海外にいても根本的に会話の機会・慣れが少ないとは言えますが・・・。
いずれにしろ,知らん間に聞き取って答えていた(会話を進めていた)なんてレベルになりたいな,と思います。

よく,英語を日本語に変換して聞き取る(のはダメだ)とか,日本語を英語に変換してから話す(のはダメだ),とか言うけど,自分ではよくわからない。
少なくとも,知らん間に会話が進んでいたら,英語を英語のママ理解して話しているに違いない,とわたしは思う。

Punctuation(句読法)の奥深さ

ふだんから,間接的な方も含めて校正者さんや編集者さんの赤字を拝見していますが,教科書のほんのわずかの英文で固定観念をもってしまっているからか,コンマやピリオド,クオーテーションマークなどの記号を,テキトーに修正してくる方がいます。

と言っても,わたし自身も数年前まではあまり知識がありませんで…,これらの記号がそれぞれ重要な役割を持っていることに気付き始めると,Punctuationの学習も楽しいものです。

以前に紹介した本
『Woe Is I』
もよいですが,前にネイティブから紹介してもらったサイトで,ある程度例文があるのでわかりやすいです。
アメリカ英語式です。
サイト:http://www.nyu.edu/classes/copyXediting/Punctuation.html

例えば,このサイトではこんなことがわかります。

1.If you say "I'll do it," I'll be very surprised.
クオーテーションマークの前のsayのあとには,何でもかんでも機械的にコンマを入れる人がいます。
しかし,この文では,なぜsayのあとにコンマがなくてよいのか?

2.What was the purpose of the seminar titled "The Representation of Representation"? 
文末のピリオドやクエスチョンマークを,何でもかんでも機械的にクオーテーションマークの内側に入れる人がいます。
しかし,この文では,なぜ「?」がクオーテーションマークの内側ではないのか?

などなどがわかります。

ただし,この文では「?」が"  "の中にあれば何か変だ,と思う人がほとんどかもしれません。
そこで,三省堂3年p.21を見てみましょう。
Today I went to the Beijing opera, "Journey to the West".

そういうことなのです。

余談ですが,三省堂はtooの前のコンマがなかったり,MrやMsにピリオドを使っていなかったりしますが,これは,学習者の負担軽減のため,イギリス英語の書き方に習っているとのこと。三省堂HPより。
http://tb.sanseido-publ.co.jp/english/newcrown/18_qa/18_qa-e1.html#4

そのせいか,三省堂クラウンは,シングルクオーテーションマーク「'  '」や,クオーテーションマークの外側のピリが多い。
例:3年p.71
For example, my teacher taught me how to sign the word 'happy'.

ちなみにさらに余談ですが,省略符「...」のあとに必ずピリオドを入れる人たち,実にほとんどの方ですが,「入れるのが正式」というコメント付きでさえ見たことがありますが,何をもって「正式」と言っているのかわたしには?でした。

例えば,3年p.52(冒頭)
One day my four little children will not be judged by the color of their skin ...
とあり,本文が始まります。

省略符にピリオドがいつでも必要? いえ,そんなことありません。
これは『Woe Is I』でも読みました。
ピリオドは「ここで文は終わり」を表す記号です。
ライターの気持ちを汲み取って判断したいものです。

ちなみに,わたしのこだわる(?)そのellipses(省略符)はこのサイトでは詳しくありません。悪しからず!
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